『源氏物語』を題材とした絵の総称を「源氏絵文」と表現します。
平安時代の風俗を物語式に描いたものを文様化(模様化)し、絵画性が強く、工芸品のデザインに好んで用いられていました。 続きを読む
『源氏物語』を題材とした絵の総称を「源氏絵文」と表現します。
平安時代の風俗を物語式に描いたものを文様化(模様化)し、絵画性が強く、工芸品のデザインに好んで用いられていました。 続きを読む
古くから、「三纈」と呼ばれる染色技法があります。
「上代の三纈」「天平の三纈」などと称し、三纈の染色技法が、奈良時代には(710年〜794年)今の中国からすでに伝わっていました。 続きを読む
日本において、月を題材にした模様(文様)は「月象文」として、古くから活用されてきました。
月の姿が変化していく様子は、季節ごとの情趣(風情)を表し、「花鳥風月」として好んで詩歌にも詠まれてきました。
工芸品や染織品など、月を模様(文様)に取り入れた優れた作品が数多く作られてきました。 続きを読む
車の模様(文様)は、公家が乗った御所車(牛車)や花を乗せた花車、水辺の水車などがあり、車輪を模様にした車輪文も古くから使用されてきました。 続きを読む
栗(くり)は、古くから瑞祥的(縁起が良い)な意味を持つ果実として知られています。 続きを読む
鳥取県の倉吉で生産された木綿の絣織物は、「倉吉絣」という名で有名でした。
山陰地方では、島根県から鳥取県にかけての広い範囲で、絣織物が生産されてきました。 続きを読む
雲(くも)は気象状況や季節によってその形は様々に変わりますが、雲の模様(文様)は古くから意匠(デザイン)に活用されてきました。
雲の模様(文様)は「雲文」とも呼ばれ、中国や朝鮮ではさまざまなデザインが作られてきました。
中国では、山中の巨岩から雲気が湧き出るとされたことから、「雲気文」と呼ばれました。
日本では奈良時代に中国の影響を受けて、さまざまな意匠(デザイン)において雲文が取り入れられるようになったとされます。 続きを読む
「九曜」とは、古代インドの占星学にみえる9つの天体とそれらを神格化した神を表します。
九曜は、天地を守る仏神として信仰され、日本においては九曜を模様化(文様化)した九曜文が平安時代末には衣装や牛車に用いられていました。 続きを読む