組紐とは、数本から数十本の糸を一束とし、それを幾束か一定方式で斜めに交差させながら紐状に組んだものです。
高麗組と呼ばれていたものは、刀の下緒(日本刀のさやに装着して用いる紐のこと)に多く用いられていた組紐です。
組紐の生産は、伊賀上野と京都が2大産地として有名でした。 続きを読む
組紐とは、数本から数十本の糸を一束とし、それを幾束か一定方式で斜めに交差させながら紐状に組んだものです。
高麗組と呼ばれていたものは、刀の下緒(日本刀のさやに装着して用いる紐のこと)に多く用いられていた組紐です。
組紐の生産は、伊賀上野と京都が2大産地として有名でした。 続きを読む
編み物技術の起源としては、はっきりとしたものはありませんが、編み物(ニッティング)は、およそ3000年前に、アラビア半島に住む遊牧民によって、彼らが自ら率いる羊や山羊の毛を使って行われていたとも考えられす。
編み物は、アラビアの商人や船乗りによって、徐々に他国に伝わっていき、編み手は旅する時に、編針と糸を持参して、編みながら立ち寄った港の人々に技術を伝えたとされます。
ただ、歴史的に参考になるような品々や資料は、ほとんど残ってない状況です。
現存する最古の編み物に遺品とされるものは、11世紀後半から12世紀前半ごろに作られたとされ、エジプトで発掘されたくつ下の一部です。
この時期にはすでに編み物が技術的に発達していたことが、うかがい知れるのです。
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カットソーとは、カット・アンド・ソーン(cut and sewn)を略したもので、英語の「Cut(裁断)」と「Sewn(裁縫)」を合わせた日本独自の和製英語です。
カットソーという名の通り、「編み物生地を切って縫い合わせた服」を表します。 続きを読む
アイルランド西部のゴールウエー湾の沖で大西洋の荒波にもまれる「アラン諸島(Aran Islands)」は、編み物の歴史上、重要な役割を果たしてきました。
アラン諸島で作られるセーターは、「アランセーター(Aran sweater)」呼ばれ、アイルランドで作られていることもあり「アイリッシュセーター(Irish sweater)」とも呼ばれたりもします。
各港にはそれぞれ独自の伝統的なフィッシャーマンズ・セーター(漁師が着用したセーター)があり、縄柄、ダイアモンド柄、ジグザグなど、凹凸のある大胆な模様を編み方が表現されていました。 続きを読む
手編みのニットにおける素材や繊維には、さまざまなものがあります。
優れた手編みのニットが生まれる条件としては、素材と繊維の性質がうまく合わさることが大事です。 続きを読む