」カテゴリーアーカイブ

群青とウルトラマリンブルー。2種類の青い鉱物から生まれる美しい顔料

空の青、海の青。

私たちの身の回りは青色で溢れていますが、もし自然の世界から青色を取り出そうとすると、実際に手にできる青が非常に少ないことに気がつきます。

そのため、古くから人々は青色を絵具として手にするために、お金と時間と手間をかけてきたのです。

青色の顔料として、古くから非常に有名なのが、東西問わず世界中で使われていた群青(ぐんじょう)と西洋で大切にされてきたウルトラマリンブルーの二種類です。

関連記事:顔料と染料の違いとは。特徴と性質を理解することが日々の生活に役に立つ。

続きを読む

露草を原料にした青の染め色。浮世絵版画において、露草と紅の混色である紫色が重用された

浮世絵版画において、特徴的な色として露草(ツユクサ)を原料にした青があります。

露草は、夏の暑い時期に青い花を咲かすツユクサ科の一年草です。別名を、月草や蛍草などともいいます。

英語名では、Dayflowerと表記し、花が咲いてからわずかな時間でしぼんでしまうという特徴が名前からよくわかります。

古くから日本では、この露草を原料にした青色が使われていました。 続きを読む