「織り」カテゴリーアーカイブ

縞手本(縞帖・縞帳),「明治廿六年七月綴之」,明治26年(1893年)に綴じ合わされた縞帳

縞帖(縞帳)とは?縞帖(しまちょう)の特徴から手紡ぎ糸から紡績糸へ、天然染料から化学染料への変化を読みとる

古く、機織はたおりは各家庭でおこなわれ、もっぱら女性の仕事でした。

海外から様々な縞織物しまおりものが届いたことによって、それを真似するところから始まり、徐々に日本でも独自の縞織物が生産されるようになります。

上着や一枚着として着物に縞柄が見られるようになったのは、安土桃山あづちももやま時代(1573年〜1603年)以降のようです。

江戸時代後期には、町人の間で特に好まれたのが縞柄の織物でした。
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丹波布(たんばぬの)

丹波布(たんばぬの)とは?柳宗悦に見出され、木綿を主体に絹が緯糸に使われた交織布

丹波布たんばぬの(たんばふ)と呼ばれ、親しまれている織物があります。

丹波布たんばぬの(たんばふ)とは、現在の兵庫県氷上郡青垣町佐治ひかみぐんあおがきちょうさじ地方を中心に、幕末から明治中頃にかけてのみ盛んに織られました。

木綿を主体に、緯糸に絹糸を織り込んだもので、産地の佐治では「縞貫しまぬき」と呼ばれ、他の織物とは区別されながら発達していきました。 続きを読む →

科布(しなふ)(榀布)

科布(しなふ)とは?科布(榀布)の生産工程について

原始古代布といわれるものの一つに、科布しなふ(榀布)があります。

科布しなふ(しなぬの)は、東北地方の各地で昭和初期ごろまで盛んに織られていました。

藤蔓ふじの蔓つるで作る藤布ふじぬのや葛くづの蔓つるで作る葛布くずふなどと同じように、科布しなふは1000年以上の歴史をもつ織物といわれています。 続きを読む →

葛布(くずふ)

葛布(くずふ)とは?葛布の特徴や技法、歴史について

葛くずは(学名:Pueraria lobata.)は、日本全土で見られるマメ科の多年草で山地や野原など、至る所に生育しています。

長いつるを伸ばして他の草木を覆い隠すので、厄介な雑草として扱われることもありますが、葉は牛の飼料になり、根からは上質なデンプンである葛粉くずこが取れたりと、様々な分野で活用されてきた有用植物です。
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絵絣文様「桜蕨の市松」

絣(かすり)とは?絣の歴史や久留米絣の技法、日本の庶民に愛された絣文様について

江戸時代後期から明治、大正、昭和の時代にかけて、庶民の間でとりわけ親しまれた織物に絣かすりがあります。

織物の組織としては、絣かすりは平織りと繻子織りしゅすおりにみられます。

絣かすりは「綛」や「纃」とも表記し、中国では「飛白」、マレー語の「イカット(ikat)やフランス語の「シネ」もそれぞれ絣模様の織物を表します。 続きを読む →