「デザイン」カテゴリーアーカイブ

分銅文(ぶんどうもん)・分銅繋ぎ文

デザインにおける分銅文(ぶんどうもん)・分銅繋ぎ文

分銅ぶんどうは天秤てんびんで物の重量を計るのに用いる銅製の重りで、形は円形の左右に丸いくびれがあります。

分銅の形のおもしろさや、軍用金がこの形に似ていたことなどから分銅文ぶんどうもんとして文様化され、家紋にも用いられてきました。 続きを読む →

臼の目小紋,伊勢型紙

臼の目小紋(うすめのこもん)

臼の目小紋(うすめのこもん)とは、型染めにおける小紋こもんの文様(模様)の一つで、臼うすの目状に小さい点を連ねたデザインで、臼同士が重なり合っているようなパターンがよく用いられました。

江戸時代末期の天保てんぽう(1830年〜1844年)ごろに流行し、羽織と男子の衣服に用いられました。

地色は、黒や黒茶、茶色などで、小紋こもんは白、鼠色ねずみいろ、浅黄、淡茶などで表現されました。

地色は濃色に染められ、小紋こもん部分の色は薄色に染められることが多かったようです。 続きを読む →

伊勢型紙(糸入り型紙)

伊勢型紙(いせかたがみ)とは?伊勢型紙の彫刻技法や歴史について

江戸時代における「型紙」の主要産地は伊勢、京都、江戸、会津でした。

この4つの地域で独占的に作られた型紙は、行商人の手によって全国の藍染めを生業とする紺屋こうや(こんや)に売りさばかれてきました。

1000年以上の歴史を持つとされる伊勢型紙(いせかたがみ)は、三重県鈴鹿市の白子しろこ町と寺家じけ町、江島えじま地区が古くから産地として有名でした。

小紋こもんや中形ちゅうがた、友禅型ゆうぜんがたや注染ちゅうせんの手拭い型(手拭中形てぬぐいちゅうがた)など、各種の型紙が製作されていました。

現在では需要の減少とともに、数少ない担い手によってのみ生産され、国内で流通する伊勢型紙のほとんどが鈴鹿市の白子しろこ地区で作られています。 続きを読む →

デザインにおける雲文・雲立湧(くもたてわく)

デザインにおける雲(くも)。雲文(うんもん)の種類や意味について

雲(くも)は気象状況や季節によってその形は様々に変わりますが、雲の模様(文様)は古くから意匠いしょう(デザイン)に活用されてきました。

雲の模様(文様)は「雲文うんもん」とも呼ばれ、中国や朝鮮ではさまざまなデザインが作られてきました。

中国では、山中の巨岩きょがんから雲気うんきが湧き出るとされたことから、「雲気文うんきもん」と呼ばれました。

日本では奈良時代に中国の影響を受けて、さまざまな意匠いしょう(デザイン)において雲文うんもんが取り入れられるようになったとされます。 続きを読む →

縞手本(縞帖・縞帳),「明治廿六年七月綴之」,明治26年(1893年)に綴じ合わされた縞帳

縞帖(縞帳)とは?縞帖(しまちょう)の特徴から手紡ぎ糸から紡績糸へ、天然染料から化学染料への変化を読みとる

古く、機織はたおりは各家庭でおこなわれ、もっぱら女性の仕事でした。

海外から様々な縞織物しまおりものが届いたことによって、それを真似するところから始まり、徐々に日本でも独自の縞織物が生産されるようになります。

上着や一枚着として着物に縞柄が見られるようになったのは、安土桃山あづちももやま時代(1573年〜1603年)以降のようです。

江戸時代後期には、町人の間で特に好まれたのが縞柄の織物でした。
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