投稿者「iroai.jp」のアーカイブ

繁菱文(しげひしもん),菱文,伊勢型紙

デザインにおける滋文(しげもん)・繁文(しげもん)

文様(模様)の配置が密になっているものを、間隔をおいて散らした文様である「遠文とおもん」に対して、「滋文しげもん」や「繁文しげもん」などと言います。

デザインにおける滋文(しげもん)・繁文(しげもん)

菱形の菱文ひしもんを隙間なく織り出したものを「繁菱文」と言ったり、目結めゆい(鹿の子絞り)を密にしたものを「滋目結しげめゆい」と表現します。

上記の例のように、「滋」と「繁」という言葉が頭につくことで、模様が密なことを表現する言葉となっています。

キモノスリーブ(kimono sleeve)とは何か?キモノスリーブの特徴について

スリーブ(sleeve)は、日本語ではそでにあたる部分です。

キモノスリーブ(kimono sleeve)とは、その名前の通りですが、日本の着物からインスパイアを受けて、ヨーロッパで表現された袖の形です。

そもそもの着物(キモノ)の語源は、「着る物が詰まった」とされ、室町時代末期には「着る物」と「着物」が併用されており、のちに「着物」の語が定着したとされています。

キモノスリーブに対する解釈は、その言葉の発生から現在に至るまでに、変わってきている点もあるようです。 続きを読む

蚕(かいこ)の繭(まゆ)。絹糸(シルク糸)の原料

絹(シルク)をこすり合わせた時に出る音「絹鳴り(きぬなり)」

絹(シルク)をすり合わせた時や、絹でできたおびを手や指でこすったりした時に出る音を「絹鳴り(きぬなり)」と言います。

一般的には、毛羽がほとんどない長繊維(フィラメント)の織物は、すり合わせると音が発生しやすいです。

特に絹糸は、単糸たんしの断面が三角形であるため、より高い音が出ます。 続きを読む

格子縞(こうしじま)

縞織物における格子縞(こうしじま)

2色以上の糸を使用し、経(たて)、または緯(よこ)、あるいは経緯にすじを表した模様(文様もんよう)を、しま格子こうしと呼んでいます。

縞織物は基本的に、縦縞(竪縞たてじま)、横縞よこじま格子縞こうしじまの3種類のうちのどれかに当てはまります。

使用されている糸の色や素材、糸の太細、緻密ちみつさ、配色、縞の幅の広狭こうきょう、金銀糸の使用、紋織もんおりの併用など、組み合わせによってありとあらゆるの縞織物が存在します。 続きを読む

イラクサ(蕁麻)で織られた麻織物

日本の綿花栽培・木綿生産が普及した歴史。苧麻が、木綿に取って代わられた理由

江戸時代に流通した主な商品は、米を抜きにして考えると、木綿・菜種・干鰯ほしか・酒・材木・などが上位を占めました。

江戸時代以前、木綿が大陸からやってきて広がっていくまでは、日本においてイラクサ科の多年草木である苧麻からむし(学名 Boehmeria nivea var. nipononivea)を原料にした布が一般的に生産されていました。

木綿は、戦国時代から江戸初期にかけて、爆発的に普及したとされています。
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型染めされた木綿の藍染布,唐草模様(からくさもよう)

ヨーロッパや東洋、日本の衣服(ファッション)の特徴。模様と色彩、衣服における西洋と東洋の違いについて

衣服と染織模様は、世界中のそれぞれの土地で発達していきましたが、歴史的にみると西洋と東洋という大きな括りでも基本的なスタイルの違いをみつけることができます。

模様に関しては、世界各地にさまざまな柄が存在していますが、それぞれの地域や国、民族などの思想や生命観、宇宙観といったものを反映していました。

歴史的には、西洋には西洋の模様があり、東洋には東洋の独自の模様があり、それぞれ人々に育まれてきたのです。

衣服(ファッション)においても、もちろん一概には言えることではありませんが、西洋と東洋の特徴や違いを挙げることができます。

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藤布(ふじぬの)

太布(たふ)とは?楮(こうぞ)、藤(ふじ)、科(しな)、穀(かじ)、大麻(おおあさ)などの繊維から作られる布

太布たふとは、古代の栲布たくぬの楮布こうぞふ)のように、こうぞかじの繊維を糸にして織った布を表す言葉とされます。

後にふじ大麻おおあさしななど、雑繊維で織る粗布そふの類も含めて太布たふと呼ぶようになりました。 続きを読む

縞織布『江戸・明治藍の手染め』愛知県郷土資料刊行会

藍下(あいした)とは?藍と植物染料の重ね染めについて

藍下あいしたとは、藍で下染したぞめするという意味でこの名があります。

べに下染したぞめするのを、紅下べにしたというの同じです。

昔は、高級品で深みのある黒紋付の染色などに、檳榔子びんろうじが使用されていましたが、その場合、藍や紅などで下染めした上に、檳榔子染びんろうじぞめをすると、青味または赤味を含んだ黒を染めることができました。

藍で重ね染めをすると、堅牢度けんろうどの向上も期待することができます。
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