メギ(学名:Berberis thunbergii)は、山地の落葉樹林に生える落葉小低木です。
和名の目木由来としては、枝や根を煎じたものは黄色になり、洗目薬として目の病気に使用されたことから名付けられたとされます。
メギ(目木)の生薬名は小蘗といい、薬用のみならず、染色にも用いられてきました。
メギ(学名:Berberis thunbergii)は、山地の落葉樹林に生える落葉小低木です。
和名の目木由来としては、枝や根を煎じたものは黄色になり、洗目薬として目の病気に使用されたことから名付けられたとされます。
メギ(目木)の生薬名は小蘗といい、薬用のみならず、染色にも用いられてきました。
黄檗(学名 Phellodendron amurense RUPR.)は日本各地の山地に自生するみかん科の落葉高木です。
幹の外皮は厚く、外皮の内側の内皮が黄色いため、古くから黄色を染める染料に使用されてきました。
飛鳥時代の染織品の中で、緑色系のものの多くは、藍染した上から黄檗で染め重ねたものとされています。
檳榔(学名:Areca catechu)は、東南アジアや東アフリカの一部で見られるヤシ科の植物で、種子は檳榔子といいます。
ヤシ科の植物ですが、ココヤシと違って幹は真っ直ぐに伸びるのが特徴で、樹高は10m~20mに達します。
雄花と雌花が同一個体に生ずる雌雄同株であり、1つの花序に、雌花(めばな)と雄花(おばな)の花をそれぞれつけます。 続きを読む
銅媒染は、天然染料で染色するために銅化合物で媒染することを表します。 続きを読む
茶屋染は、江戸時代初期頃から行われていた型染めの一つです。
主に武家の女性が着用した帷子の染色方法で、藍色一色で型紙を用いて全体に模様が入るように(総模様)染めたものです。 続きを読む
顔料は、科学的に染め付くのではなく、物理的に染めつけることで色が定着します。
顔料は、水に溶けない不溶性のため、膠着剤と呼ばれる顔料を染める対象物に付着されるための助剤が必要になるのです。
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木を燃やして作った木灰は、「もくばい」や「きばい」と読み、古代から人々の生活に活用されてきました。 続きを読む
冬青(学名 Ilex pedunculosa)は、山梨県より西の本州、四国、九州の山地に生えている常緑樹で、実が美しいことから庭木としても植えられます。
雌雄異株で、6月ごろに小さな白い花が咲き、実は丸く熟すと紅色になります。
冬青という名前の由来は、葉が風にゆれて、ザワザワ音をたてながらそよぐさまからきています。
福木(Garcinia subelliptica)は、琉球紅型(びんがた)に使用される沖縄で有名な染料植物の一つです。
フクギの属名(Garcinia)は、フランスの植物学者ガルサン(Laurence Garcin)の名前に由来しています。
日本においては、奄美大島や沖縄、八重山諸島などに分布し、同属の植物も世界中の熱帯や亜熱帯地方に分布しています。
福木の木は硬く、虫害の影響を受けにくいため、建築材に使用されてきました。
また、台風や潮風、火災、干ばつなどの厳しい環境に耐えうる強さを持っているので、沖縄では古くから防風・火が燃え移らないようにする防火を兼ねた生垣や、防潮林などとして道路や沿岸に植えられてきました。
5月〜6月ごろ黄色の花を小さく咲かせ、果実は食用にはなりませんが、球体で直径3センチくらいの大きさで、熟すと黄褐色になり、中に3、4個の種子ができます。