素材」カテゴリーアーカイブ

染色にも用いられるマリーゴールドの花

草木染めで木綿を染める方法。濃染剤(のうせんざい)を使用した方法が、簡単で染まりやすくオススメ

ウールやシルクなどの動物性の繊維であれば、比較的かんたんに染められますが、木綿を草木染めする場合は非常に難しいです。

草木を煮出して染め液を抽出しない藍染であれば、木綿との相性が良いのでよく染まりますが、いわゆる草木染めのなかでは特殊な例となっています。

一般的な煮出して染めるような草木染めは植物性の繊維に染まりづらいので、木綿や麻などの植物性の繊維を染めるためには特殊な下処理が必要です。

木綿を草木染めで染色する場合、例外的に絹よりよく染まることもありますが、基本的には絹に比べて染まりが悪く、染まったとしても淡くしか染まりません。 続きを読む

ポリエステル65%,綿35%,混紡,特徴,黄金比率(黄金ブレンド)

綿とポリエステルを混紡した黄金ブレンド(黄金比率)。ポリエステル65%綿35%の素材的特徴、長所と短所について

綿(cotton)とポリエステル(polyester)は、衣類にもっとも多く使われている繊維です。

結論から言うと、どちらが優れているかではなく、「どんな用途で使うか」によって最適な素材は変わります。

肌ざわりや吸水性を重視するなら綿、シワになりにくさや乾きやすさを求めるならポリエステル。

さらに両者を組み合わせた混紡素材は、それぞれの欠点を補い合う、非常に実用性の高い素材です。

この記事では、綿とポリエステルの違い、混紡比率ごとの特徴、用途別の選び方を解説します。
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萱葺き屋根(かやぶきやね)は、なぜ萱が素材として使われたのか?萱葺き屋根の特徴について

日本の住宅建設様式の一つに、合掌がっしょう造りがあります。

合掌がっしょう造りといえば、急勾配の屋根を持ち、白川郷しらかわごうの風景を思い浮かべる人も多いかと思いますのが、その屋根に使われている素材がかやです。

Shirakawa village - 白川郷 002

白川郷,Emran Kassim, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons,Link

かやが使用された屋根は、萱葺かやぶき屋根(茅葺かやぶき屋根)として、日本の原風景の一つに数えられます。

日本だけでなく、世界中でもかやが屋根の素材として使われていました。

昔の人々は、かやを屋根の素材として使用したのには、理由があります。 続きを読む

松根(しょうこん)と藁(わら)を併用して燻した焦茶色の燻革(ふすべがわ)・印伝(いんでん)(鹿革)

燻革(ふすべがわ)・印伝(いんでん)とは?燻革の染色方法や歴史について

革染めで有名なものに、燻革ふすべがわというものがあります。

燻革ふすべがわとはふすべという言葉にあるようにけむりを利用して染められた革のことです。

人類史上、けものの皮の保存方法として原始的に最初に気づいた手段は、けむりいぶす「けむりなめし」であったとされています。

けむりで染色できるという点も、その関連で必然的に発見されたのでしょう。
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刺し子された藍染布 岡村吉右衛門『庶民の染織』

こぎん(こぎん刺し)の特徴と東北地方の麻布文化について

こぎん(小巾)とは、麻でできた単衣ひとえ(裏地がない着物)の仕事着を表します。

東北地方の中で、特に青森県や秋田の日本海側の地域で「こぎん」という呼称が使われていました。

江戸時代後期の明和めいわ安政あんせい年間の文献に、「小巾こぎん」の文字が見られています。

青森県の津軽地方では、藍染で濃紺に染められた麻布の長着ながぎ短着みじかぎのの背中と前身頃まえみごろに白い木綿糸で刺しつづる(刺子さしこ)、「こぎん刺し着物(津軽刺しこぎん)」があります。 続きを読む

桑の葉を食べる蚕(かいこ)

シルク(絹)を生み出す蚕(かいこ)の一生

人類は、紀元前からかいこが吐き出す絹糸(シルク糸)を利用してきました。

中国においては、長きにわたって絹に関する技術は国外秘にされていましたが、絹織物は、古代ギリシャのアレクサンダー大王(紀元前356年〜紀元前323年)の頃から絹の交易の道であったシルクロードを通じて輸出されていました。

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フェルト(felt)

フェルト(Felt)とは?フェルトの分類や作り方、歴史について

フェルト(Felt)とは、代表的な不織布として日常生活の中でも使用されており、ウール(羊毛ようもう)や獣毛繊維じゅうもうせんいを縮ませて作られるものです。

フェルトという言葉は、ギリシャ語のFulzen(結合させる)からきているように、ウール(羊毛ようもう)の縮絨性しゅくじゅうせい(縮むこと)をはっきりと表しています。

フェルトの技法は、スウェーデンやノルウェーなどの北欧諸国にも古くから伝わっており、フェルトの帽子や靴下など、その保温性の高さと摩擦に強いことから、現在でも世界中で広く親しまれています。
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黄八丈(きはちじょう)

黄八丈(きはちじょう)とは?八丈島の絹織物である黄八丈の歴史と染色技法について

黄八丈きはちじょうとは、主に草木染めで染められた黄色・樺色かばいろ・黒色の三色の糸を使って、さまざまな縞模様を織り出す絹織物のことです。

黄八丈きはちじょうは、広い意味で茶系統の鳶八丈とびはちじょうや黒系統の黒八丈くろはちじょうを含めた、八丈島で生産されたつむぎを総称しています。

全体的に渋く、味わいのある色合いであるため、絹織物らしい光沢感は抑えられます。

染色の工程で、乾燥のために長い日数を八丈島の強い直射日光にさらすため、堅牢度けんろうどが良く変色したり退色しづらい特徴があります。

黄八丈きはちじょうは、たくさん使われ、洗われることで、年を経るにつれて、より一層色合いが冴えてくるともいわれたりします。 続きを読む