オーガンジー(organdy、organdie)とは、経糸、緯糸に細糸を使用した平織などの、透け感のある硬めの薄地織物です。
オーガンジーという言葉の由来ははっきりしていませんが、ウズベキスタンの古都「ウルゲンチ(Urgench)にちなむとされます。
オーガンジー加工(Organdie finish)は、もともとは綿織物の用いられてきましたが、レーヨン、シルク、アセテート、ナイロン、ポリエステル繊維にも使用されます。 続きを読む
オーガンジー(organdy、organdie)とは、経糸、緯糸に細糸を使用した平織などの、透け感のある硬めの薄地織物です。
オーガンジーという言葉の由来ははっきりしていませんが、ウズベキスタンの古都「ウルゲンチ(Urgench)にちなむとされます。
オーガンジー加工(Organdie finish)は、もともとは綿織物の用いられてきましたが、レーヨン、シルク、アセテート、ナイロン、ポリエステル繊維にも使用されます。 続きを読む
「金よりも価値がある繊維」ともいわれるビキューナ(Vicuna)とは、南米のアンデス山脈に生息しているビクーニャ(Vicugna)からとれる「毛」またはそれを用いた織物を表します。
ビクーニャ(Vicugna)とは、ペルー、アルゼンチン、ボリビア、チリ北部、エクアドルなどの標高約3800m以上のアンデス山脈に生息しています。
ラクダ、アルパカ、リャマと近縁のラクダ科の小さな動物で、すべてのラクダ科動物の繊維と比較しても、良質な獣毛繊維が採れます。
ビクーニャ(Vicugna)Vicuña,Dabit100 / David Torres Costales Riobamba, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons,Link
カシミヤ(cashmere)は「繊維の宝石」とも呼ばれ、長い歴史の中で常に高品質な繊維としての高い地位を維持してきました。
カシミヤと呼ばれるのは、インド北西部の高山地帯のカシミール地方に生息しているカシミヤヤギ(カシミヤ山羊)に由来があります。
カシミヤヤギから取れる優良な毛は、絹(シルク)に似た光沢を持ち、繊維もしっかりしており(強靭)、滑りが良いのが特徴的です。 続きを読む
綿花はアオイ科のワタ属・ゴシピウム属に入り、20種類ほどの品種が残っています。 続きを読む
オパール加工(Opal finish)とは、耐薬品性(各薬品に対しての耐久性のこと)の異なる繊維を用いた交織の織物などに、一方の繊維を溶解(腐食)させる薬品を模様状にプリントし(印捺)、その部分を除去(抜食)して透かし、レース状の布に加工することをいいます。
「オパール」は、宝石の名前からきており、本来は布の上にオパール調の模様を出すオパール捺染のことでした。
オパール加工は、抜食加工(burn out finishing)、抜食捺染とも言います。
また、布全体を抜食することは、オールバーンアウト加工(All burn out)などといいます。 続きを読む
古くから、衣類の原料や網や縄などを編む繊維などに使用されてきた植物にイラクサ(蕁麻)があります。
イラクサ(蕁麻)はイラクサ科の植物で、世界中で40属、50種以上を数えるといわれますが、繊維として利用されるものは主に、イラクサ属(ミヤマイラクサ、ムカゴイラクサ、エゾイラクサ)、カラムシ属(ナンバンカラムシ、カラムシ、コアカソ)などで、まれにミズ属のミズ類も用いられました。
カラムシ畑,福島県昭和村,Qwert1234, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons,Link
このうち、カラムシ属のナンバンカラムシ(学名:Boehmeria nivea var. nivea)は、いわゆる苧麻で、栽培される麻織物の主原料となっていました。 続きを読む
繊維の太さを表すためのに用いられる単位に、デニール(denier)、テックス(tex)、番手(ばんて)があります。 続きを読む
綿繊維は、苛性ソーダで処理すると収縮(縮む)する性質があります。
そこまで厚みのない平織りの綿織物に、強アルカリの苛性ソーダ(水酸化ナトリウム溶液)を含んだ糊をプリントしたり、先に樹脂等で防染しておいてから苛性ソーダに浸けるかすると、苛性ソーダがついた部分が収縮して、その他の部分も自然な縮み方をします。 続きを読む
長野県では、古くから紬織物が盛んに織られてきました。
飯田紬や山繭紬、上田紬など歴史的にも古く、その名が広く知られていますが、これらを総称して信州紬と呼んでいます。 続きを読む
長野県では、古くから紬織物が盛んに織られてきました。
山繭紬、上田紬や、飯田紬など歴史的にも古く、その名が広く知られていますが、これらを総称して信州紬と呼んでいます。 続きを読む