綿繊維の収縮を利用して、生地を加工する方法。マーセリゼーションとシルケット加工。


綿繊維は、苛性(かせい)ソーダをくっつけると収縮する性質があります。

そこまで厚みのない平織りの綿織物に、強アルカリの苛性ソーダ(水酸化ナトリウム溶液)を含んだ糊をプリントしたり、先に樹脂等で防染しておいてから苛性ソーダに浸けるかすると、苛性ソーダがついた部分が収縮して、その他の部分も自然な縮み方をします。

このように苛性ソーダをつかって生地に凹凸やしぼのある部分をつくることを、リップル(クリンプ)加工や塩縮加工(えんしゅく)いいます。

ストライプ状に加工すると、しじら織りのような凹凸感のある生地になります。

他に、綿の綿繊維の収縮を利用する方法にエンボス加工があります。

エンボス加工では、綿の布地に熱可塑性(ねつかそせい)の樹脂をしみ込ませた後、表面に模様を彫刻した金属製のローラーを加熱すると、立体的な凹凸模様をつくることができます。

熱可塑性とは、熱すると柔らかくなる性質を持つという意味です。

シルケット加工・マーセリゼーション

綿織物を引っ張りながら、苛性ソーダに浸ける処理加工することを、シルケット加工やマーセリゼーションと呼びます。

縮みを防ぎつつ処理することで,繊維がひきしめ、滑らかにするために絹のような光沢と感触を生じ,強さも増します。

一般的に光沢感があるかないかは、表面が平らでなめらかであればあるほど(平滑(へいかつ))高くなり、逆に表面がザラザラであるほど光は乱反射するので、つやは低くなります。


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