縅(威)とは、戦いのとき身を守るために着用する武具である甲冑において、小札を革紐や組紐などで繋ぎ綴じたものです。
小札を縅毛(小札を綴じ付けるために用いられた組紐や革)で綴じ付ける動作のことを、「縅す」と言います。
小札とは、甲冑(鎧)を構成するあらゆる場所に用いる重要な構成要素で、一般的には革または鉄板金を素材とし、形は、名前の通り小さい短冊形です。
小札を横方向に革紐で繋ぎ、仕上げに漆を何層にも塗ることで、堅牢な「小札の板」となります。 続きを読む
縅(威)とは、戦いのとき身を守るために着用する武具である甲冑において、小札を革紐や組紐などで繋ぎ綴じたものです。
小札を縅毛(小札を綴じ付けるために用いられた組紐や革)で綴じ付ける動作のことを、「縅す」と言います。
小札とは、甲冑(鎧)を構成するあらゆる場所に用いる重要な構成要素で、一般的には革または鉄板金を素材とし、形は、名前の通り小さい短冊形です。
小札を横方向に革紐で繋ぎ、仕上げに漆を何層にも塗ることで、堅牢な「小札の板」となります。 続きを読む
ウコン(鬱金)は古くから鬱金染として、黄色の染料に使用されました。
ウコン(鬱金)はみょうがに似た地下茎で、クルクマとも言います。
日本においては、もともと中国からウコンが移植され、栽培が行われてきました。
漢方薬として、止血剤、尿血、胆道炎等に使われていましたが、食品の黄色づけにも古くから使用されています。 続きを読む
染色において、江戸茶色という色名があります。
江戸茶色は、江戸で好まれた黄味の暗い茶色を表します。 続きを読む
染色、とりわけ型染めにおいて必要不可欠なのが、防染糊です。
天気や気温、湿度などを踏まえた上で、自分自身に適した糊を作るのがポイントで、防染糊をどのように調節して作るかは、のちの糊置きや染色に影響する大切な仕事です。
糊置き(型付け)に使う防染糊を、型糊といいます。
防染糊(型糊)は、染料店やネットでも販売しており、粘りを調節すればすぐに使用できますが、原料から防染糊(型糊)を自作することも可能です。 続きを読む
ぼかし染め(暈染)は、色彩や濃度を次第に変化させて染めることを表します。
一色(単色)、または数色がそれぞれ濃淡に表現されたもので、「グラデーション染め」などとも言います。 続きを読む
藍は、古くから世界各地で使用され、人々に一番愛されてきたともいえる植物染料です。
日本において、藍染された色は一番薄い藍白から、一番濃い留紺まで、「藍四十八色」と呼ばれるほど多くの色味があり、それぞれ名前がつけられていました。
それぞれの藍色に名前をつけて区別をしようと思えるほど、藍色を見る目を昔の人々が持っていたともいえます。
藍色のなかで、やや紫味をもった紺色を表す色名として、茄子紺があります。
沖縄で行われていた藍染は、タデ藍ではなく、琉球藍が原料に使用されてきました。
藍染の染色技法としては、型紙を用いて模様を表現する型染めが盛んにおこなわれ、沖縄では藍型(えーがた)と呼ばれていました。
藍型(えーがた)の技法は、紅型とほとんど同じで、広い意味では紅型に藍型も含まれますが、一般的には区別されます。 続きを読む