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【おすすめのミシン糸】ミシン糸の選び方と縫い糸の種類について

縫製したい生地に対して、適したミシン糸(縫い糸)を選ぶのは非常に大切です。

ミシン糸の選択は、製品の質を向上させ、縫製の良し悪しにも影響してきます。

本記事では、素材に合った正しい縫い糸の選び方と縫い糸の種類について紹介していきます。 続きを読む

デザインにおける風車(かざぐるま)

四角い紙を細工し、細い木か竹に取り付け、風で回るようにした子供のおもちゃである風車かざぐるまは、「風車文かざぐるまもん」として模様化(文様化)されました。

型友禅かたゆうぜん小紋こもんなどのデザインに、用いられてきました。

小紋こもんは、文字の通り、小形の紋様の集合を一定の間隔で繰り返し表した染め物を表します。

紋章もんしょうとしても風車は活用され、「八本骨風車紋はっぽんぼねかざぐるま」や「風車に巴紋かざぐるまにともえ」などがあります。

デザインにおける囲文(かこみもん)・囲模様

ある一つの枠組みの中にデザイン(図様)した模様(文様)を収めたものを、囲文かこみもんや囲模様と言います。

枠組みがあることによって、単独の模様(文様)として構成されています。

連続模様のモチーフともなり、風呂敷や座布団、クッションなどのデザインによく用いられました。

デザインにおける隠笠文(かくれがさもん)・隠蓑文(かくれみのもん)

隠笠文かくれがさもんとは、宝尽くし文(たからづくしもん)のひとつで、この笠をかぶるとどこからも見えないという想像上の宝物です。

隠蓑文かくれみのもんも同じく宝尽くし文(たからづくしもん)のひとつで、これを着用すれば身を隠すことができるとされていた想像上のみのです。

みのとは、稲のわらなど、主に植物を編んで作られた伝統的な雨具の一種です。

隠笠文かくれがさもん隠蓑文かくれみのもんは、吉祥きっしょうの意味を持っていたことから染織品のデザインに多く用いられてきた模様(文様)です。

藍染された木綿糸(先染め)

6種類の基本的な染色の仕方と染料の種類。直接染法、反応染法、建染め染法、発色染法、媒染染法、分散染法について

染色とは、繊維品や革、紙などの製品に染料を用いて色をつけること(染める・着色)を表します。

染色の「染」の字は「水」を表す部首であるサンズイと、「木の枝葉」や「花のついた枝」などを表す「」をから成り立っており、もともとは草木を染料にしていたことが漢字からもわかります。

また、「そめ」は、古くは「しむ」といっており、「何かに他のものが浸透する」「液体に十分浸して浸透される・湿らせる」などを表すように、「染」「泌」「浸」「滲」「湿」などの字が当てられました。

この「しむ」から母音交代語として「そむ→そめ」が出て、「染」の字が当てられたとされます。

現代における染色方法は、基本的に6種類に分けられます。

染料の種類も数多くありますので、本記事で紹介していきます。 続きを読む

繊維におけるセルロース(cellulose)。セルロースが主成分である繊維に表れる特徴について

繊維におけるセルロース(cellulose)とは、天然の有機化合物のひとつで、植物に細胞(cell)として生成しています。

セルロースは、フランス人化学者であったアンセルム・ペイアン(1795年〜1871年)によって発見され、命名されました。 続きを読む

草木染めで木綿を染める方法。濃染剤(のうせんざい)を使用した方法が、簡単で染まりやすくオススメ

ウールやシルクなどの動物性の繊維であれば、比較的かんたんに染められますが、木綿を草木染めする場合は非常に難しいです。

草木を煮出して染め液を抽出しない藍染であれば、木綿との相性が良いのでよく染まりますが、いわゆる草木染めのなかでは特殊な例となっています。

一般的な煮出して染めるような草木染めは植物性の繊維に染まりづらいので、木綿や麻などの植物性の繊維を染めるためには特殊な下処理が必要です。

木綿を草木染めで染色する場合、例外的に絹よりよく染まることもありますが、基本的には絹に比べて染まりが悪く、染まったとしても淡くしか染まりません。 続きを読む

染色・草木染めにおける、紅露(クール)・そめものいも

そめものいも(学名Dioscorea cirrhosaは、ヤマノイモ科に属する熱帯地域に自生する植物で、長さが10mにもなるつる性の多年草です。

沖縄の八重山上布やえやまじょうふの絣糸を染めるための茶色の染料として「染物芋そめものいも」(クール・紅露こうろ)が知られています。

和名の「そめものいも」は、地中に80㎝ほどにも成長する黒みがかった赤色の塊根かいこんいも)があり、これが赤褐色せっかっしょくの色素を含み、染色に使用することから由来しています。

そめものいもは、マングローブの木(漂木ひるぎ)や車輪梅しゃりんばいなどと共に、魚介類を捕獲するために用いる漁網ぎょもうを丈夫にし、扱いやすくするために使用されたカテコールタンニン系の染料です。

マングローブの樹皮にはタンニンが多く含まれているので、抗菌や防腐の効果も高いとされています。 続きを読む