鹿子絞りは、小形の白い丸形がまばらに散ったような絞り柄になります。
鹿子絞りの名前の由来としては、鹿は生後2年くらいの間、敵から見つからないようなカモフラージュのため栗色の体の表面に白い斑点が多くできることから、それに似た絞り柄として名付けられました。
古く、鹿子絞りは、「結帛(ゆいはた)」、「纈(ゆはた)」、「目結(めゆい)」、「目染(めぞめ)」ともいわれていました。
鹿子絞りの中でも、疋田鹿子(総疋田)は布面に隙間なく散らしたもので、京極絞りは比較的絞り柄の間隔が広いもの、小粒を連続させた一目(人目)などがあります。 続きを読む