浴比(bath ratio)とは、染めるべき布や糸の量と、染液(染浴)の量の比を表します。
例えば、布100gを染めるために染液(染浴)の量を5リットル使用すると、浴比は、「1:50」ということになります。
浴比が小さいほど、染料の濃度が高くなるため、工場などの機械染色の場合は、できるだけ浴比を小さくする努力がされています。
ただ、浴比が小さければ小さいほどムラにもなりやすいので注意が必要です。 続きを読む
浴比(bath ratio)とは、染めるべき布や糸の量と、染液(染浴)の量の比を表します。
例えば、布100gを染めるために染液(染浴)の量を5リットル使用すると、浴比は、「1:50」ということになります。
浴比が小さいほど、染料の濃度が高くなるため、工場などの機械染色の場合は、できるだけ浴比を小さくする努力がされています。
ただ、浴比が小さければ小さいほどムラにもなりやすいので注意が必要です。 続きを読む
天然染料の多くは、媒染剤の使い分けによって、茶色、灰色、黄色系統の色を染めることができます。
タマネギは、鉄媒染以外、どれも鮮明な黄色系統を染められます。
続きを読む
カーディガン(cardigan)とは、V字形の首元(Vネック)で前明きをボタンで留め、襟がなく、ニット(編み物)でできた長袖の上着を表します。
「前明き形のセーター」といえますが、カーディガンの名前が知られるようになったのは、19世紀のイギリス人の軍人であり、クリミア戦争で活躍した「第7代カーディガン伯爵」であるジェイムズ・ブルーデネル(James Thomas Brudenell,7th Earl of Cardigan)が愛用したことからです。 続きを読む
ヒトの肌の色を決め、人種、性別、季節、身体の部位によってその違いを生み出すのは、メラニン(melanin)と血中のヘモグロビン(hemoglobin)が大きな要因となっています。 続きを読む
カットソーとは、カット・アンド・ソーン(cut and sewn)を略したもので、英語の「Cut(裁断)」と「Sewn(裁縫)」を合わせた日本独自の和製英語です。
カットソーという名の通り、「編み物生地を切って縫い合わせた服」を表します。 続きを読む
「金よりも価値がある繊維」ともいわれるビキューナ(Vicuna)とは、南米のアンデス山脈に生息しているビクーニャ(Vicugna)からとれる「毛」またはそれを用いた織物を表します。
ビクーニャ(Vicugna)とは、ペルー、アルゼンチン、ボリビア、チリ北部、エクアドルなどの標高約3800m以上のアンデス山脈に生息しています。
ラクダ、アルパカ、リャマと近縁のラクダ科の小さな動物で、すべてのラクダ科動物の繊維と比較しても、良質な獣毛繊維が採れます。
ビクーニャ(Vicugna)Vicuña,Dabit100 / David Torres Costales Riobamba, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons,Link
カシミヤ(cashmere)は「繊維の宝石」とも呼ばれ、長い歴史の中で常に高品質な繊維としての高い地位を維持してきました。
カシミヤと呼ばれるのは、インド北西部の高山地帯のカシミール地方に生息しているカシミヤヤギ(カシミヤ山羊)に由来があります。
カシミヤヤギから取れる優良な毛は、絹(シルク)に似た光沢を持ち、繊維もしっかりしており(強靭)、滑りが良いのが特徴的です。 続きを読む
ファッション・服飾におけるガゼット(gusset)とは、着心地をよくしたり、布を補強するために衣服や手袋、靴などに挟み込んだり、継ぎ足すようにして付ける長方形や台形、三角形の布や革を表します。 続きを読む
ファッション・服飾において、「飾り〇〇」という言葉がありますが、そこにあるように装飾的に見せて、実際には機能性がないものを表します。 続きを読む
綿花はアオイ科のワタ属・ゴシピウム属に入り、20種類ほどの品種が残っています。 続きを読む