投稿者「iroai.jp」のアーカイブ

京友禅(きょうゆうぜん)

京友禅(きょうゆうぜん)とは?京友禅の技法と友禅染めの種類について

京都は、三方を山に囲まれ、町の中に清流が流れる、古くから「山紫水明さんしすいめい」の都といわれた歴史ある町です。

町の中央に堀川が流れ、西には桂川、東に鴨川というように、染色に必要な水に恵まれたことも、友禅ゆうぜん染めが発達した要因の一つといえます。 続きを読む

染色におけるハイドロサルファイト(Hydrosulfite)とは?

ハイドロサルファイト(Hydrosulfite)とは、亜ジチオン酸ナトリウム(化学式:Na2S2O4)の通称です。

ハイドロサルファイト(Hydrosulfite)は、乾燥状態では安定していますが、空気中の湿気を吸収して次第に分解していきます。

新くてさらさらしている状態のものであれば問題ありませんが、保管状態が悪いものや時間が経って古くなったものは、使用する際の効果が薄れてしまうため、注意が必要です。
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染色・草木染めにおける丁子(ちょうじ)。チョウジの特徴や歴史について

染色・草木染めにおいて、丁子ちょうじが古くから使用されてきました。

日本には奈良時代にはすでに中国経由で到来していて、正倉院御物の中には当時輸入された丁子そのものが残っています。

丁子の歴史や幅広い用途について、詳しく紹介していきます。

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近江上布(おうみじょうふ)とは?近江上布の歴史や技法について

近江上布おうみじょうふとは、滋賀県の琵琶湖の東岸の神崎かんざき愛知えち犬上いぬがみ地区などで織られる麻布を表しています。

このあたり一帯は、琵琶湖の豊富で良質な水に恵まれているため、古くから数々の布が織られてきました。
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牛首紬(うしくびつむぎ)とは?牛首紬の歴史や技法について

牛首紬うしくびつむぎとは、石川県の最南端の白山市で作られている織物です。

現在の白山市にあった村である白峰村しらみねむらは、白山はくさんの登山口として知られており、「牛首うしくび」は、その旧地名です。

冬は平均3メートルほどの積雪があり、半年近く雪に埋もれるような生活のなか、古くから人々はくわを植え、かいこを育てまゆを作り機を織り、生活の収入を得てきた歴史がありました。

牛首紬うしくびつむぎは、昭和63年(1988年)に国の伝統的工芸品に指定されています。 続きを読む

能登上布(のとじょうふ)とは?能登上布における絣の染色技法と海晒しについて

石川県の能登のとにおいて、能登上布のとじょうふという麻織物が古くから有名で、昭和初期には機屋はたやが120軒、織物業者が原料を出して、一般家庭の子女などに家で織物を織らせる出機でばたが6000台を数え、麻織物生産数全国一位を誇っていました。

能登上布のとじょうふは、能登半島の付け根にあたる部分の石川県鹿西町や鹿島町を中心とした地方で織られていました。

現在、能登上布は、石川県の無形文化財に指定されています。 続きを読む

ざざんざ織

ざざんざ織とは?ざざんざ織の特徴と技法について

静岡県の浜松市周辺は、「遠州織物えんしゅうおりもの」の名前で広く知られ、昔から織物業が盛んでした。

機屋はたやの家系を持ち、民藝運動家であった平松実ひらまつみのるが、遠州織物の伝統技術を基盤に、新しい創造性を加えて作り出したのが、「ざざんざ織」です。 続きを読む