人類にとって、繊維の中でも麻(あさ)との関わりが最も古くからあると言われます。
紀元前約1万年前の新石器時代の遺跡から、麻織物が出土しています。
また、紀元前の古代エジプトのミイラは、麻の布で包んでありました。
繊維用語としての麻は、亜麻、大麻(たいま)、ラミー(ramie)、ジュート(jute)、マニラ麻などの総称を表します。
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人類にとって、繊維の中でも麻(あさ)との関わりが最も古くからあると言われます。
紀元前約1万年前の新石器時代の遺跡から、麻織物が出土しています。
また、紀元前の古代エジプトのミイラは、麻の布で包んでありました。
繊維用語としての麻は、亜麻、大麻(たいま)、ラミー(ramie)、ジュート(jute)、マニラ麻などの総称を表します。
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浴衣という言葉は、語源的には湯帷子に由来しています。 続きを読む
世界中で、チョウ(蝶)の形を図案化した胡蝶(蝴蝶)模様(文様)が使用されてきました。 続きを読む
繊維を糸の状態にすることを紡績といいますが、紡績された繊維は、大きく天然繊維と化学繊維に分けられます。 続きを読む
秋草文(あきくさもん)、秋の野に咲く草花の風情を文様化(模様化)したもので、伝統的な着物の文様(模様)としても知られています。 続きを読む
アールヌーボー(仏:Art Nouveau)は、19世紀末期から20世紀初頭(1890年頃〜1905年頃)にかけてヨーロッパ主要地域でおこった美術、デザインの新様式運動のことを表します。
フランス語でアール(Art)は「芸術」、ヌーボー(Nouveau)は「新しい」という意味で、直訳すると「新芸術・ニューアート(new art)」になります。
語源としては、ドイツのハンブルク出身の美術商人で、日本や東洋の美術品を扱っていた「サミュエル・ジークフリート・ビング(1838年〜1905年)がパリで開店した工芸品店の名前が「Maison de l’Art Nouveau(Art Nouveau)」であったことに由来しています。
サミュエル・ジークフリート・ビング(SiegfriedBing)(1838年〜1905年),Unknown (before 1895), Public domain, via Wikimedia Commons,Link
英語では、モダンスタイル(modern style)とも言いましたが、「Art Nouveau」としても1901年に文献に初出しました。 続きを読む
襦袢は、和服の下着を表します。
語源はアラビア語の「jubbah(ジュバ)」で、「jubbah」はアラビアなどのイスラム教徒が着る袖の長いゆったりしたコートのような長衣です。
アラビア語の「jubbah(ジュバ)」が、変遷をたどってポルトガル語の「gibao(ジバン)」になりました。
16世紀、日本に来航したポルトガル人が着ていた「gibao(ジバン)」は、丈が短い「袖付きの胴着」のようなだったとされます。 続きを読む
紋織りという言葉は、平織り、綾織り、朱子織りなどの異なる組織や、異なる色糸を組み合わせることによってできる織物の総称として使用されます。
紋織りの種類には、ラペット織り、ドビー織り、ジャガード織りなどがあります。
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シック(仏:chic)という言葉は、①しゃれた、粋な、あか抜けた②上品、優雅③現代風④流行などの意味があります。
「エレガント(仏:elegant)」の同義語として用いられることがありましたが、厳密に言えばシック(chic)とエレガント(elegant)は歴史的には異なります。 続きを読む
織物におけるシフォン(chiffon)は、一般的なものよりも薄くて柔らかい平織りの織物を表します。
代表的なものに「シフォンベルベット」、「シフォンタフタ」、「シフォンクレープ」などがあります。
語源は、古フランス語の「chipe=(布の)切れ端、ボロ(襤褸)で、フランス語の「chiffe=襤褸ぎれ」、「chiffon」を経由して、1756年に「絹モスリン、飾りレース」という意味で文献に初出しています。
フランス語におけるシフォンは、①襤褸ぎれ、②雑巾③(しわくちゃな)布・衣類・紙③断ち屑などの意味があります。