小紋とは?


江戸小紋という言葉を聞いたことがある方もいるかと思いますが、そもそも小紋とはどのような意味でしょうか。

紋という言葉は、単一または反復文様を表し、一般的には秩序立って乱れがなくきちんと並んでいる様を表す文様です。

小紋は、文字通り小形の紋様の集合を一定の間隔で繰り返し表した染め物をいいます。

戦国時代以降に、素襖の流れをくんで、生まれた裃(かみしも)という着物に用いられ、染め物ではありますが、表現は織物的な性格もそなえています。

細かい小紋は、地味な渋さを表し、図形的な表現による気高さや上品さ、丸い点の配置や連続によって点描のなんとも言えない味わいを表現したりとさまざまです。

町人の間では、文様のテーマには色々な変化があり、なかには八百屋の店先に並べられた野菜まで使われていました。

一色の地色に対して、紋様を白抜きすることで、すっきりとあか抜けているようなお洒落さがある表現でき、その美しさが江戸町人に好まれたのでしょう。

参考文献:『服装の歴史


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