ファッション」カテゴリーアーカイブ

日本における甲冑(かっちゅう)の移り変わりと歴史

甲冑かっちゅうとは、弓矢や刀槍とうそう(刀と槍)などによって行う戦闘に対し、身体を保護するために着用する武装を表します。

通常、胴部に着用するものを「よろい」といい、「甲」や「鎧」などの字を当てます。

頭部にかぶるものを「かぶと」といい、「冑」や「兜」の字を用います。 続きを読む

鎌倉時代後期の生活様式や服装などがわかる『春日権現験記(かすがごんげんけんき)』

春日権現験記かすがごんげんけんき』は、 鎌倉時代の絵巻物で延慶えんきょう2年(1309年)に、時の左大臣であった西園寺公衡さいおんじきんひらの発案によって描かれました。

絵は、宮廷絵所の長であった高階隆兼たかしなたかかねによって描かれ、詞は、鷹司基忠たかつかさもとただとその息子達によって書かれています。

春日権現験記かすがごんげんけんき』は全21巻(うち1巻は目録と序文のみ)で、春日大社に奉納されました。 続きを読む

エポレット(epaulet)とは?トレンチコートなどに見られる肩章(けんしょう)について

エポレット(epaulet/epaulette)とは、トレンチコートやカジュアルなジャケットなどに見られる肩章けんしょうのことで、肩線に取り付けた細くて平たい布を表します。

肩章けんしょうとは、制服や礼服などの肩の線に沿って装着される細長い布やモールなどでできた付属品で、官職や階級などを示す目印としての役割があります。

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和服・着物における帯(おび)の由来や語源について

和服・着物におけるおびは、主に和服の胴部分に巻きつけて、着物がはだけるのを防いだり、下半身に着用している衣服がずり落ちないようにしたりする役割のものをいいます。

かつてはおび武器などを体に固定しておいたり、権威などの象徴として装飾的な性格も持っていました。 続きを読む

日本人女性は、いつから洋服(西洋服)を着用しはじめたのか?

洋服(ようふく)とは、「西洋服」の略で、西洋風の衣服のことを表します。

日本人女性の服装に洋服(西洋服)が採り入れられたのは、明治19年(1886年)に宮中きゅうちゅう(天皇の居所)で働く女官にょかんの服制に洋服が採りされたことや、国賓こくひんや外国の外交官を接待し、「外国との社交場」として使用された鹿鳴館ろくめいかん(1883年に欧化政策の一環として建設された西洋館)に出入りしていた上流女性が着用した洋服に始まるとされます。

ただ、洋服が着用されはじめた当時はまだごく一部の人々に限られ、一般女性はこれまで通り着物の和服姿でした。
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襦袢(じゅばん)とは?重ね着するために汗取りや保温目的に使用された和服の下着

襦袢じゅばんは、和服の下着を表します。

語源はアラビア語の「jubbah(ジュバ)」で、「jubbah」はアラビアなどのイスラム教徒が着る袖の長いゆったりしたコートのような長衣です。

アラビア語の「jubbah(ジュバ)」が、変遷へんせんをたどってポルトガル語の「gibao(ジバン)」になりました。

16世紀、日本に来航したポルトガル人が着ていた「gibao(ジバン)」は、丈が短い「袖付きの胴着」のようなだったとされます。 続きを読む

ファッション・服飾におけるシック(chic)

シック(仏:chic)という言葉は、①しゃれた、粋な、あか抜けた②上品、優雅③現代風④流行などの意味があります。

「エレガント(仏:elegant)」の同義語として用いられることがありましたが、厳密に言えばシック(chic)とエレガント(elegant)は歴史的には異なります。 続きを読む