ファッション・衣服を選ぶ際や、実際に着用する場面において、機能性の観点から理解しておくと良いポイントがあります。 続きを読む
「ファッション」カテゴリーアーカイブ
和服・着物における帯(おび)の由来や語源について
和服・着物における帯は、主に和服の胴部分に巻きつけて、着物がはだけるのを防いだり、下半身に着用している衣服がずり落ちないようにしたりする役割のものをいいます。
かつては帯で武器などを体に固定しておいたり、権威などの象徴として装飾的な性格も持っていました。 続きを読む
被り物の烏帽子(えぼし)とは?
烏帽子とは、冠に次ぐ男子の被り物です。 続きを読む
日本人女性は、いつから洋服(西洋服)を着用しはじめたのか?
洋服(ようふく)とは、「西洋服」の略で、西洋風の衣服のことを表します。
日本人女性の服装に洋服(西洋服)が採り入れられたのは、明治19年(1886年)に宮中(天皇の居所)で働く女官の服制に洋服が採りされたことや、国賓や外国の外交官を接待し、「外国との社交場」として使用された鹿鳴館(1883年に欧化政策の一環として建設された西洋館)に出入りしていた上流女性が着用した洋服に始まるとされます。
ただ、洋服が着用されはじめた当時はまだごく一部の人々に限られ、一般女性はこれまで通り着物の和服姿でした。
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浴衣(ゆかた)とは?浴衣が普及した歴史について
浴衣という言葉は、語源的には湯帷子に由来しています。 続きを読む
襦袢(じゅばん)とは?重ね着するために汗取りや保温目的に使用された和服の下着
襦袢は、和服の下着を表します。
語源はアラビア語の「jubbah(ジュバ)」で、「jubbah」はアラビアなどのイスラム教徒が着る袖の長いゆったりしたコートのような長衣です。
アラビア語の「jubbah(ジュバ)」が、変遷をたどってポルトガル語の「gibao(ジバン)」になりました。
16世紀、日本に来航したポルトガル人が着ていた「gibao(ジバン)」は、丈が短い「袖付きの胴着」のようなだったとされます。 続きを読む
ファッション・服飾におけるシック(chic)
シック(仏:chic)という言葉は、①しゃれた、粋な、あか抜けた②上品、優雅③現代風④流行などの意味があります。
「エレガント(仏:elegant)」の同義語として用いられることがありましたが、厳密に言えばシック(chic)とエレガント(elegant)は歴史的には異なります。 続きを読む
ファッション・服飾におけるシースルー(see-through)
ファッション・服飾におけるシースルー(see-through)とは、「see(見える)」と「through(通り抜けて・貫いて)」から成る語で、1945年に文献に初出しています。
シースルー(see-through)は、「透けて見えること」や、「透けて見える衣服やその装い」などを表します。 続きを読む
ファッションにおけるサスペンダー(suspender)。洋服における吊り紐(つりひも)について
サスペンダーは、本来は「サスペンダーズ(suspenders)」といい、肩に回して用いる「ズボン吊り」や「スカート吊り」などの吊りヒモを表します。
「サスペンダーベルト」、「サスペンダーストラップ」、「トラウザーサスペンダーズ」、「スカートサスペンダーズ」などと同義語になります。 続きを読む
フェッション・服飾におけるコルセット(corset)。コルセットの由来や歴史、着用された理由について
現代の日本において、「コルセット」といえば、腰を保護して固定するために装着するなどの器具を示すのが一般的です。
フェッション・服飾におけるコルセット(corset)は、乳房を支え、ウエストや胴を引き締めることを主たる目的とし、特に16世紀から20世紀初期までヨーロッパにおいて主に用いられていました。
初期は、「ステイズ」や「ボディス」などとも呼ばれ、「コルセット」という語が定着したのは18世紀からとされます。 続きを読む