織り」カテゴリーアーカイブ

シャム更紗とは?暹羅(タイ)から輸入された更紗について

タイの現在の正式国名は、タイ王国(ラーチャ・アナチャク・タイ The Kingdom of Thailand)ですが、20世紀初頭までの国名は「シャム」でした。

「シャム」(syama)は、サンスクリット語由来とされますが、他国からのいわば他称に基づくものであったため、1938年に近代国家へと進んでいくなかでタイ族の国民国家として「タイ」に改称されたのです。

日本では「暹羅」と書かれシャムと呼び、14世紀頃から600年~700年ほど続いた国の呼び名でした。 続きを読む

村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ)とは?村山大島紬の技法について

東京都の村山地方(東村山あたり)で盛んに織られていたつむぎの織物で、本場の大島紬おおしまつむぎに対してこの名前が付けられました。

関東平野の狭山丘陵地帯は、古代から大陸の半島から帰化した人々によって、養蚕ようさんや染織が行われていたと伝えられています。 続きを読む

近江上布(おうみじょうふ)とは?近江上布の歴史や技法について

近江上布おうみじょうふとは、滋賀県の琵琶湖の東岸の神崎かんざき愛知えち犬上いぬがみ地区などで織られる麻布を表しています。

このあたり一帯は、琵琶湖の豊富で良質な水に恵まれているため、古くから数々の布が織られてきました。
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牛首紬(うしくびつむぎ)とは?牛首紬の歴史や技法について

牛首紬うしくびつむぎとは、石川県の最南端の白山市で作られている織物です。

現在の白山市にあった村である白峰村しらみねむらは、白山はくさんの登山口として知られており、「牛首うしくび」は、その旧地名です。

冬は平均3メートルほどの積雪があり、半年近く雪に埋もれるような生活のなか、古くから人々はくわを植え、かいこを育てまゆを作り機を織り、生活の収入を得てきた歴史がありました。

牛首紬うしくびつむぎは、昭和63年(1988年)に国の伝統的工芸品に指定されています。 続きを読む

能登上布(のとじょうふ)とは?能登上布における絣の染色技法と海晒しについて

石川県の能登のとにおいて、能登上布のとじょうふという麻織物が古くから有名で、昭和初期には機屋はたやが120軒、織物業者が原料を出して、一般家庭の子女などに家で織物を織らせる出機でばたが6000台を数え、麻織物生産数全国一位を誇っていました。

能登上布のとじょうふは、能登半島の付け根にあたる部分の石川県鹿西町や鹿島町を中心とした地方で織られていました。

現在、能登上布は、石川県の無形文化財に指定されています。 続きを読む

上田紬(うえだつむぎ)とは?上田紬の技法について

長野県では、古くからつむぎ織物が盛んに織られてきました。

上田紬うえだつむぎや、飯田紬いいだつむぎ山繭紬やままゆつむぎなど歴史的にも古く、その名が広く知られていますが、これらを総称して信州紬しんしゅうつむぎと呼んでいます。
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