織り」カテゴリーアーカイブ

村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ)とは?村山大島紬の技法について

東京都の村山地方(東村山あたり)で盛んに織られていたつむぎの織物で、本場の大島紬おおしまつむぎに対してこの名前が付けられました。

関東平野の狭山丘陵地帯は、古代から大陸の半島から帰化した人々によって、養蚕ようさんや染織が行われていたと伝えられています。 続きを読む

近江上布(おうみじょうふ)とは?近江上布の歴史や技法について

近江上布おうみじょうふとは、滋賀県の琵琶湖の東岸の神崎かんざき愛知えち犬上いぬがみ地区などで織られる麻布を表しています。

このあたり一帯は、琵琶湖の豊富で良質な水に恵まれているため、古くから数々の布が織られてきました。
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牛首紬(うしくびつむぎ)とは?牛首紬の歴史や技法について

牛首紬うしくびつむぎとは、石川県の最南端の白山市で作られている織物です。

現在の白山市にあった村である白峰村しらみねむらは、白山はくさんの登山口として知られており、「牛首うしくび」は、その旧地名です。

冬は平均3メートルほどの積雪があり、半年近く雪に埋もれるような生活のなか、古くから人々はくわを植え、かいこを育てまゆを作り機を織り、生活の収入を得てきた歴史がありました。

牛首紬うしくびつむぎは、昭和63年(1988年)に国の伝統的工芸品に指定されています。 続きを読む

能登上布(のとじょうふ)とは?能登上布における絣の染色技法と海晒しについて

石川県の能登のとにおいて、能登上布のとじょうふという麻織物が古くから有名で、昭和初期には機屋はたやが120軒、織物業者が原料を出して、一般家庭の子女などに家で織物を織らせる出機でばたが6000台を数え、麻織物生産数全国一位を誇っていました。

能登上布のとじょうふは、能登半島の付け根にあたる部分の石川県鹿西町や鹿島町を中心とした地方で織られていました。

現在、能登上布は、石川県の無形文化財に指定されています。 続きを読む

上田紬(うえだつむぎ)とは?上田紬の技法について

長野県では、古くからつむぎ織物が盛んに織られてきました。

上田紬うえだつむぎや、飯田紬いいだつむぎ山繭紬やままゆつむぎなど歴史的にも古く、その名が広く知られていますが、これらを総称して信州紬しんしゅうつむぎと呼んでいます。
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薇織(ぜんまいおり)

薇織(ぜんまいおり)とは?薇織(ぜんまいおり)の特徴と技法について

山野に自生するぜんまい(ゼンマイ)(学名:Osmunda japonica)は、山菜料理の「ふるさとの味」として人々に親しまれていますが、ぜんまい(ゼンマイ)の綿わたを使用した織物が織られていました。

薇織ぜんまいおりとは、ぜんまい(ゼンマイ)は春先に、頭部から綿わたが生じますが、その綿わたから糸をつむいで織りあげた織物です。

古くは、東北地方の山間部で、自家用の衣類として織られていました。

薇(ぜんまい)の綿,Osmunda japonica 001

薇(ぜんまい)の綿,Osmunda japonica,Kropsoq, CC BY-SA 3.0 <http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/>, via Wikimedia Commons,Link

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