織物には基本とされる構造があり、平織り、綾織り、朱子織は、三原組織と呼ばれています。
「織り」カテゴリーアーカイブ

【織物の三原組織】平織り(ひらおり)、綾織り(あやおり)、朱子織り(しゅすおり)。三原組織における変化組織の特徴について
織物には基本とされる構造があり、平織り、綾織り、朱子織は、三原組織と呼ばれています。
織りの三原組織の基本をベースにして、そこから変化を加えることでさまざま特徴的な模様を出すことができます。 続きを読む

西陣織(にしじんおり)の技法と歴史
長い歴史を経てきた西陣織物には、多種多様な技法によって、さまざまな織物が生産されてきました。
西陣織は、京都で生産され、高級な紋織物として有名です。 続きを読む

上布(じょうふ)とは?上布の産地や特徴について
上布とは、苧麻(からむし)の糸を用いて平織りにした上質な麻布のこといい、もともとは中布、下布に対して上質な苧麻布を表す言葉として使用されていました。
糸が細く、織りあがった布が薄手であればあるほど上質なものとされ、越後上布(えちごじょうふ)や奈良晒(ならざらし)、近江上布(おうみじょうふ)や能登上布(のとじょうふ)、宮古上布(みやこじょうふ)や八重山上布(やえやまじょうふ)などが良く知られています。
上布は、主に夏物の着尺地(大人用の着物1枚を作るのに要する布地)として最高級のものとされ、白生地、紺無地、縞物、絣などがあります。 続きを読む
シャム更紗とは?暹羅(タイ)から輸入された更紗について
タイの現在の正式国名は、タイ王国(ラーチャ・アナチャク・タイ The Kingdom of Thailand)ですが、20世紀初頭までの国名は「シャム」でした。
「シャム」(syama)は、サンスクリット語由来とされますが、他国からのいわば他称に基づくものであったため、1938年に近代国家へと進んでいくなかでタイ族の国民国家として「タイ」に改称されたのです。
日本では「暹羅」と書かれシャムと呼び、14世紀頃から600年~700年ほど続いた国の呼び名でした。 続きを読む
浮織(うきおり)とは?
浮織とは、浮織物という意味であり、「うけ織」、「浮紋織」、「浮文」とも言います。 続きを読む
村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ)とは?村山大島紬の技法について
東京都の村山地方(東村山あたり)で盛んに織られていた紬の織物で、本場の大島紬に対してこの名前が付けられました。
関東平野の狭山丘陵地帯は、古代から大陸の半島から帰化した人々によって、養蚕や染織が行われていたと伝えられています。 続きを読む
宮古上布(みやこじょうふ)とは?宮古上布の技法について
宮古上布とは、沖縄の宮古島で織られる織物で、越後上布、能登上布と並んで、日本においても代表的な上布の一つです。 続きを読む
すくい織(すくいおり)とは?すくい織の特徴について
すくいは、「抄い」「掬い」「抔い」と書き、本来は動詞である「すくう作業をすること」を表したもので、織物を織るときに行う「しぐさ」のことをも表します。 続きを読む
網織(あみおり)とは?網織の技法について
網織とは、「網糸織り」や「網紬」などとも呼ばれ、使い古された漁網の糸を緯糸にして織り込んだ織物を表します。 続きを読む