東京都の村山地方(東村山あたり)で盛んに織られていた紬の織物で、本場の大島紬に対してこの名前が付けられました。
関東平野の狭山丘陵地帯は、古代から大陸の半島から帰化した人々によって、養蚕や染織が行われていたと伝えられています。 続きを読む
東京都の村山地方(東村山あたり)で盛んに織られていた紬の織物で、本場の大島紬に対してこの名前が付けられました。
関東平野の狭山丘陵地帯は、古代から大陸の半島から帰化した人々によって、養蚕や染織が行われていたと伝えられています。 続きを読む
芭蕉布は、沖縄で織られてきた織物で、戦前までは沖縄全域で生産されていました。
繊維を採取する芭蕉(糸芭蕉)は、和名でリュウキュウバショウといい、一見すると茎に見える葉柄の部分から繊維を採る葉脈繊維です。 続きを読む
薩摩絣は、文献によると、江戸時代の元文5年(1740年)に織り始められたと記録されています。
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宮古上布とは、沖縄の宮古島で織られる織物で、越後上布、能登上布と並んで、日本においても代表的な上布の一つです。 続きを読む
八重山上布は、別名「赤縞上布」や「白上布」とも呼ばれ、多くの伝統を持つ八重山地方における代表的な織物です。
琉球王朝時代に、人頭税下(納税能力に関係なく、全ての国民1人につき一定額を課す税金)で貢納布として織らされていたものが現代に残ったもので、苧麻の白地に紅露(ソメモノイモの根塊)で絣を摺り込み、捺染した麻織物を主に表します。
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すくいは、「抄い」「掬い」「抔い」と書き、本来は動詞である「すくう作業をすること」を表したもので、織物を織るときに行う「しぐさ」のことをも表します。 続きを読む
丹波布(たんばふ)と呼ばれ、親しまれている織物があります。
丹波布(たんばふ)とは、現在の兵庫県氷上郡青垣町佐治地方を中心に、幕末から明治中頃にかけてのみ盛んに織られました。
木綿を主体に、緯糸に絹糸を織り込んだもので、産地の佐治では「縞貫」と呼ばれ、他の織物とは区別されながら発達していきました。 続きを読む
網織とは、「網糸織り」や「網紬」などとも呼ばれ、使い古された漁網の糸を緯糸にして織り込んだ織物を表します。 続きを読む
近江上布とは、滋賀県の琵琶湖の東岸の神崎、愛知、犬上地区などで織られる麻布を表しています。
このあたり一帯は、琵琶湖の豊富で良質な水に恵まれているため、古くから数々の布が織られてきました。
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牛首紬とは、石川県の最南端の白山市で作られている織物です。
現在の白山市にあった村である白峰村は、白山の登山口として知られており、「牛首」は、その旧地名です。
冬は平均3メートルほどの積雪があり、半年近く雪に埋もれるような生活のなか、古くから人々は桑を植え、蚕を育て繭を作り機を織り、生活の収入を得てきた歴史がありました。
牛首紬は、昭和63年(1988年)に国の伝統的工芸品に指定されています。 続きを読む