織物には基本とされる構造があり、平織り、綾織り、朱子織は、三原組織と呼ばれています。
「デザイン」カテゴリーアーカイブ

【織物の三原組織】平織り(ひらおり)、綾織り(あやおり)、朱子織り(しゅすおり)。三原組織における変化組織の特徴について
織物には基本とされる構造があり、平織り、綾織り、朱子織は、三原組織と呼ばれています。
織りの三原組織の基本をベースにして、そこから変化を加えることでさまざま特徴的な模様を出すことができます。 続きを読む

太布(たふ)とは?楮(こうぞ)、藤(ふじ)、科(しな)、穀(かじ)、大麻(おおあさ)などの繊維から作られる布
太布とは、古代の栲布(楮布)のように、楮や穀の繊維を糸にして織った布を表す言葉とされます。
後に藤や大麻、科など、雑繊維で織る粗布の類も含めて太布と呼ぶようになりました。 続きを読む

市松模様(いちまつもよう)とは?市松模様の由来や意味について
市松模様(checker-board)とは、四角い白と黒などを、上下左右に互い違いになるように並べた格子柄を意味します。
英語における「チェック(check)」、「チェッカー(checker)」に当たります。 続きを読む
アランセーター(アイリッシュセーター)とは?アラン編みされた伝統的なフィッシャーマンズ・セーターについて
アイルランド西部のゴールウエー湾の沖で大西洋の荒波にもまれる「アラン諸島(Aran Islands)」は、編み物の歴史上、重要な役割を果たしてきました。
アラン諸島で作られるセーターは、「アランセーター(Aran sweater)」呼ばれ、アイルランドで作られていることもあり「アイリッシュセーター(Irish sweater)」とも呼ばれたりもします。
各港にはそれぞれ独自の伝統的なフィッシャーマンズ・セーター(漁師が着用したセーター)があり、縄柄、ダイアモンド柄、ジグザグなど、凹凸のある大胆な模様を編み方が表現されていました。 続きを読む

科布(しなふ)とは?科布(榀布)の生産工程について
原始古代布といわれるものの一つに、科布(榀布)があります。
科布は、東北地方の各地で昭和初期ごろまで盛んに織られていました。
藤蔓の蔓で作る藤布や葛の蔓で作る葛布などと同じように、科布は1000年以上の歴史をもつ織物といわれています。 続きを読む
編む(ニット)とは何か?織物と比較したニット製品の特徴やニットの種類について

天草更紗(あまくささらさ)とは?天草更紗の特徴や技法について
更紗とは、16世紀以降、ポルトガルやオランダ、イギリスなどのいわゆる南蛮船が運んできた、インドや東南アジアの模様染めされた布を指して呼ばれたものです。
更紗は「紗羅紗」や「皿更」とも書かれ、「華布」や「紗室染」などとも言われていました。
今日における更紗といえば、木綿に東南アジアやインド的な模様を細かく模様染めされた布を指していることが多いです。 続きを読む
大和絣(やまとがすり)とは?大和絣の特徴について
大和絣は、木綿の白絣としてその名を知られ、古くは「西の大和絣、東の中野絣(館林絣)」と言われていたほどでした。
室町後期の大永(1521年〜1528)から天文(1532年〜1555年)頃には、すでに日本での木綿栽培が広がってきていたとされており、大和地方(奈良県)においても古くから木綿の織物が織られていた考えられます。
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雛形本(ひながたぼん)とは?染織におけるデザインの見本帳について
雛形(ひいながた)は、ある物や模型や図案、模様などを人に示すのに都合が良いように、その形を小さくかたどって作ったものです。 続きを読む