シック(仏:chic)という言葉は、①しゃれた、粋な、あか抜けた②上品、優雅③現代風④流行などの意味があります。
「エレガント(仏:elegant)」の同義語として用いられることがありましたが、厳密に言えばシック(chic)とエレガント(elegant)は歴史的には異なります。 続きを読む
シック(仏:chic)という言葉は、①しゃれた、粋な、あか抜けた②上品、優雅③現代風④流行などの意味があります。
「エレガント(仏:elegant)」の同義語として用いられることがありましたが、厳密に言えばシック(chic)とエレガント(elegant)は歴史的には異なります。 続きを読む
織物におけるシフォン(chiffon)は、一般的なものよりも薄くて柔らかい平織りの織物を表します。
代表的なものに「シフォンベルベット」、「シフォンタフタ」、「シフォンクレープ」などがあります。
語源は、古フランス語の「chipe=(布の)切れ端、ボロ(襤褸)で、フランス語の「chiffe=襤褸ぎれ」、「chiffon」を経由して、1756年に「絹モスリン、飾りレース」という意味で文献に初出しています。
フランス語におけるシフォンは、①襤褸ぎれ、②雑巾③(しわくちゃな)布・衣類・紙③断ち屑などの意味があります。
ファッション・服飾におけるシースルー(see-through)とは、「see(見える)」と「through(通り抜けて・貫いて)」から成る語で、1945年に文献に初出しています。
シースルー(see-through)は、「透けて見えること」や、「透けて見える衣服やその装い」などを表します。 続きを読む
普段の生活のなかでお金として使っている小銭は、私たちの暮らしの中でもっとも身近な金属のひとつです。
1円、5円、10円、50円、100円、500円と6種類の硬貨がありますが、例えば買い物の最中、瞬時にそれぞれどのように見分けているのでしょうか? 続きを読む
サテン(satin)とは、朱子織(satin weave)による織物を表します。
漢字では本来「繻子(薄い絹織物)」と書きますが、その音を当て字した「朱子」と書く場合が多いです。
サテンは、経糸、あるいは緯糸のいずれか一方が表面に浮き出している組織で、糸が飛んで長く浮いているので、布に光沢感となめらかさが表現できる一方、摩擦に弱いという欠点があります。 続きを読む
更紗とは、16世紀以降、ポルトガルやオランダ、イギリスなどのいわゆる南蛮船が運んできた、インドや東南アジアの模様染めされた布を指して呼ばれたものです。
更紗は「紗羅紗」や「皿更」、「華布(印華布)」とも書かれ、現在のタイの呼び名であるシャム辺りから渡来したとされたため、や「紗室染」などとも言われていました。
今日における更紗といえば、木綿に東南アジアやインド的な模様を細かく模様染めされた布を指していることが多いです。 続きを読む
サスペンダーは、本来は「サスペンダーズ(suspenders)」といい、肩に回して用いる「ズボン吊り」や「スカート吊り」などの吊りヒモを表します。
「サスペンダーベルト」、「サスペンダーストラップ」、「トラウザーサスペンダーズ」、「スカートサスペンダーズ」などと同義語になります。 続きを読む
サキソニー(saxony)とは、ドイツのサキソニー(ザクセン)地方で飼育された羊(サキソニーシープ)、およびその優良な毛(サキソニーウール)、その各種製品を意味します。
織物としての、サキソニーがよく知られています。 続きを読む
サイザル麻(学名:Agave sisalana)は、キジカクシ科リュウゼツラン属の植物、およびそれから採取した繊維を表します。
「サイザル麻」と名付けられているように「麻」の繊維の一つとされますが、いわゆるアサ科アサ属の「アサ」とは植物学的に別種です。 続きを読む
現代の日本において、「コルセット」といえば、腰を保護して固定するために装着するなどの器具を示すのが一般的です。
フェッション・服飾におけるコルセット(corset)は、乳房を支え、ウエストや胴を引き締めることを主たる目的とし、特に16世紀から20世紀初期までヨーロッパにおいて主に用いられていました。
初期は、「ステイズ」や「ボディス」などとも呼ばれ、「コルセット」という語が定着したのは18世紀からとされます。 続きを読む