型染めにおける地張りから糊置きまでの工程については、以下のような流れとなります。 続きを読む
被り物の烏帽子(えぼし)とは?
烏帽子とは、冠に次ぐ男子の被り物です。 続きを読む
染色・草木染めにおけるウコン(鬱金)
ウコン(鬱金)は古くから鬱金染として、黄色の染料に使用されました。
ウコン(鬱金)はみょうがに似た地下茎で、クルクマとも言います。
日本においては、もともと中国からウコンが移植され、栽培が行われてきました。
漢方薬として、止血剤、尿血、胆道炎等に使われていましたが、食品の黄色づけにも古くから使用されています。 続きを読む
デザインにおける恵比寿天(えびすてん)
七福神のうちの一つの神様である恵比寿天を模様化(文様化)したの(恵比寿文)は、古くからデザインに取り入れられてきました。
七福神とは、大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊の七つの神様の総称です。 続きを読む
和紙を染める方法と色紙の歴史。漉染め、浸け染め、引き染め、吹き染めについて
日本において、古くから色のついた紙が漉かれていました。
紙を染めるためには、さまざまな方法がありますが、漉染め、浸け染め、引き染め、吹き染めの大きく4つに分類できます。 続きを読む
染色における江戸茶色(えどちゃいろ)
染色において、江戸茶色という色名があります。
江戸茶色は、江戸で好まれた黄味の暗い茶色を表します。 続きを読む
デザインにおける永楽銭(えいらくせん)
中国、明代の第3代皇帝である永楽帝が在位していた期間である永楽年間(1403年〜1424年)に鋳造されたはじめた銅製銭貨である永楽通宝は、日本では室町時代に日明貿易や倭寇(朝鮮および中国大陸沿岸に出没した海賊)によって大量に輸入され、江戸時代初期まで一般通貨として流通していました。
永楽通宝は、「永楽銭」や「永銭」などと呼ばれていました。
寛永13年(1636年)、徳川幕府は寛永通宝(日本の江戸時代を通じて広く流通した銭貨で幕末まで作られた)を鋳造しはじめ、寛文年間以降全国的に流通し始めると、それまで流通していた永楽通宝(永楽銭)や渡来銭などの旧銭は次第に駆逐されていきました。 続きを読む
染色・型染めにおける防染糊(ぼうせんのり)の作り方
染色、とりわけ型染めにおいて必要不可欠なのが、防染糊です。
天気や気温、湿度などを踏まえた上で、自分自身に適した糊を作るのがポイントで、防染糊をどのように調節して作るかは、のちの糊置きや染色に影響する大切な仕事です。
糊置き(型付け)に使う防染糊を、型糊といいます。
防染糊(型糊)は、染料店やネットでも販売しており、粘りを調節すればすぐに使用できますが、原料から防染糊(型糊)を自作することも可能です。 続きを読む

越後上布(えちごじょうふ)とは?越後上布の技法と雪晒しについて
越後上布とは、新潟県から生産される平織りの麻布です。
小千谷、六日町、塩沢を中心とした地域は、越後上布だけでなく、小千谷縮の産地としても知られていました。 続きを読む

幻の布と言われる辻が花(つじがはな)とは何か?辻が花の特徴と歴史について
辻が花は、室町時代末期から安土桃山時代(1573年〜1603年)にかけて流行した模様(文様)染めで、日本の染め物を代表するものであり、絞り染めの頂点ともいえます。
「辻が花」とは、室町から安土桃山時代の小袖や胴服などにみられる縫い絞りを中心に、描絵や色差し、摺箔、刺繍などを加えて独特の模様を表す染色技法を主に表しています。
辻が花は、室町時代末期から江戸時代初期のごく短い期間にのみ製作が行われ、名称の由来や技法などに不明な点が多く、遺品の数も極めて少ないことから、「幻の布」といわれることもあるほどです。 続きを読む