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絹織物の羽二重(はぶたえ)とは?羽二重の技法と種類について

羽二重はぶたえは、新潟や富山、石川、福井や福島などで生産され、地理的な共通点としては北陸地方という点があります。

羽二重はぶたえという織物は、製織せいしょく工程において密に並べた経糸に、湿り気を与えた緯糸を打ち込む必要があるため、空気中の湿度を必要とし、夏は多湿で冬も雪が降る期間が長く、湿度の高い北陸地方が生産に適していました。

羽二重はぶたえといえば、重めのものは染帯地や黒紋付地などで、軽めのものは胴裏どううらやスカーフ用などに使用されます。 続きを読む

蚕(かいこ)の繭(まゆ),絹糸(シルク糸)の原料

絹紡糸(けんぼうし)とは?絹紡糸のメリットとデメリットについて

絹紡けんぼうとは、まゆから生糸きいとを取る時に残った部分(製糸屑せいしくず)や屑繭くずまゆをほぐしたものなどの「副蚕糸ふくさんし」を原料にして、糸にする(つむぐこと)を表します。

つむいだ糸は、「絹紡糸けんぼうしスパンシルクヤーンspunsilkyarn)」などと言います。

日本においては、明治時代中期からは紡績技術が発達し、副蚕糸ふくさんしから絹紡糸けんぼうしがつくられてきました。

絹紡糸けんぼうしを用いた織物は、主に和装や風呂敷などに用いられてきました。 続きを読む

蚕(かいこ)の繭(まゆ)。絹糸(シルク糸)の原料

絹(シルク)をこすり合わせた時に出る音「絹鳴り(きぬなり)」

絹(シルク)をすり合わせた時や、絹でできたおびを手や指でこすったりした時に出る音を「絹鳴り(きぬなり)」と言います。

一般的には、毛羽がほとんどない長繊維(フィラメント)の織物は、すり合わせると音が発生しやすいです。

特に絹糸は、単糸たんしの断面が三角形であるため、より高い音が出ます。 続きを読む

飯田紬(いいたつむぎ)とは?飯田紬の技法について

長野県では、古くからつむぎ織物が盛んに織られてきました。

飯田紬いいだつむぎ山繭紬やままゆつむぎ上田紬うえだつむぎなど歴史的にも古く、その名が広く知られていますが、これらを総称して信州紬しんしゅうつむぎと呼んでいます。 続きを読む

山繭紬(やままゆつむぎ

山繭紬(やままゆつむぎ)とは?山繭紬の技法や特徴について

長野県では、古くからつむぎ織物が盛んに織られてきました。

山繭紬やままゆつむぎ上田紬うえだつむぎや、飯田紬いいだつむぎなど歴史的にも古く、その名が広く知られていますが、これらを総称して信州紬しんしゅうつむぎと呼んでいます。 続きを読む