菊(学名クリサンセマム)は、中国原産の植物として、古代中国では不老長寿の薬草として知られていました。

菊,KENPEI, CC BY-SA 3.0 <http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/>, via Wikimedia Commons,Link
車の模様(文様)は、公家が乗った御所車(牛車)や花を乗せた花車、水辺の水車などがあり、車輪を模様にした車輪文も古くから使用されてきました。 続きを読む
室町後期の大永(1521年〜1528)から天文(1532年〜1555年)頃には、すでに日本での木綿栽培が広がってきていたとされており、大和地方(奈良県)においても古くから木綿の織物が織られていた考えられます。
宝暦年間(1751年〜1764年)に、現在の奈良県御所市を中心として越後上布を木綿布に変えて織り出されたのが、大和絣の起源とされます。 続きを読む
薩摩絣は、文献によると、江戸時代の元文5年(1740年)に織り始められたと記録されています。
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雲(くも)は気象状況や季節によってその形は様々に変わりますが、雲の模様(文様)は古くから意匠(デザイン)に活用されてきました。
雲の模様(文様)は「雲文」とも呼ばれ、中国や朝鮮ではさまざまなデザインが作られてきました。
中国では、山中の巨岩から雲気が湧き出るとされたことから、「雲気文」と呼ばれました。
日本では奈良時代に中国の影響を受けて、さまざまな意匠(デザイン)において雲文が取り入れられるようになったとされます。 続きを読む
2色以上の糸を使用し、経(たて)、または緯(よこ)、あるいは経緯に筋を表した模様(文様)を、縞や格子と呼んでいます。
縞織物は基本的に、縦縞(竪縞)、横縞、格子縞の3種類のうちのどれかに当てはまります。
使用されている糸の色や素材、糸の太細、緻密さ、配色、縞の幅の広狭、金銀糸の使用、紋織の併用など、組み合わせによってありとあらゆるの縞織物が存在します。 続きを読む
太布とは、古代の栲布(楮布)のように、楮や穀の繊維を糸にして織った布を表す言葉とされます。
後に藤や大麻、科など、雑繊維で織る粗布の類も含めて太布と呼ぶようになりました。 続きを読む
江戸時代後期に、茶器名物に関する図録である『古今名物類聚』が出版されます。
この書物に挙げられる名物裂は、名物裂の基本とされています。
『古今名物類聚』は、出雲の松江城主であった松平不昧(1751年~1818年)が、寛政元年(1789年)から9年にかけて編纂されました。