インドネシアの織物の中で模様を織り出す技法としては、紋織りとともに、広い地域で行われていたのが絣です。 続きを読む
「デザイン」カテゴリーアーカイブ
絣(かすり)とは?絣の歴史や久留米絣の技法、日本の庶民に愛された絣文様について
江戸時代後期から明治、大正、昭和の時代にかけて、庶民の間でとりわけ親しまれた織物に絣があります。
織物の組織としては、絣は平織りと繻子織りにみられます。
絣は「綛」や「纃」とも表記し、中国では「飛白」、マレー語の「イカット(ikat)やフランス語の「シネ」もそれぞれ絣模様の織物を表します。 続きを読む
デザインにおける柏文(かしわもん)・柏の葉
柏(学名:Quercus dentata)は、山野に自生する落葉喬木で、葉は大きく、周辺がギザギザした鋸歯状の波形をしていることが特徴的です。
漢字の表記では、柏のほか、槲や檞の字が当てられることがあります。 続きを読む
デザインにおける梶の葉文(かじのはもん)。梶の枝と葉をかたどった模様(文様)について
デザインにおける風車(かざぐるま)
デザインにおける囲文(かこみもん)・囲模様
ある一つの枠組みの中にデザイン(図様)した模様(文様)を収めたものを、囲文や囲模様と言います。
枠組みがあることによって、単独の模様(文様)として構成されています。
連続模様のモチーフともなり、風呂敷や座布団、クッションなどのデザインによく用いられました。
デザインにおける隠笠文(かくれがさもん)・隠蓑文(かくれみのもん)
隠笠文とは、宝尽くし文(たからづくしもん)のひとつで、この笠をかぶるとどこからも見えないという想像上の宝物です。
隠蓑文も同じく宝尽くし文(たからづくしもん)のひとつで、これを着用すれば身を隠すことができるとされていた想像上の蓑です。
蓑とは、稲の藁など、主に植物を編んで作られた伝統的な雨具の一種です。
隠笠文と隠蓑文は、吉祥の意味を持っていたことから染織品のデザインに多く用いられてきた模様(文様)です。
デザインにおける額文(がくもん)
額文とは、神社仏閣などに掲げる額を模様化(文様化)したものです。
紋章には、神聖視する意味で額文が用いられました。
江戸時代中期ごろには、額文を小袖や帯に用いることが流行します。
江戸時代中期に作られたとされる「唐織 紅地七宝繋額模様」は、地紋の七宝繋ぎ模様をすべて平金糸で織り出し、額文の中にはさまざまな細かいデザインが巧みに採り入れています。
デザインにおける花卉文(かきもん)
デザインにおける垣根文(かきねもん)
垣根文は、家屋の外周に設けた垣根を模様化(文様化)したものです。
材料や作り方、形や好み、場所などによってさまざまな種類の垣根文があります。
花卉文や風景文と共に用い、情趣が添えられます。
花卉文とは、地面から生えた草花を模様化(文様化)にしたもので、牡丹や石榴、菊、椿、薔薇などの植物がよく用いられます。