「デザイン」カテゴリーアーカイブ

型染めされた木綿の藍染布,唐草模様(からくさもよう)

ヨーロッパや東洋、日本の衣服(ファッション)の特徴。模様と色彩、衣服における西洋と東洋の違いについて

衣服と染織模様は、世界中のそれぞれの土地で発達していきましたが、歴史的にみると西洋と東洋という大きな括りでも基本的なスタイルの違いをみつけることができます。

模様に関しては、世界各地にさまざまな柄が存在していますが、それぞれの地域や国、民族などの思想や生命観、宇宙観といったものを反映していました。

歴史的には、西洋には西洋の模様があり、東洋には東洋の独自の模様があり、それぞれ人々に育まれてきたのです。

衣服(ファッション)においても、もちろん一概には言えることではありませんが、西洋と東洋の特徴や違いを挙げることができます。

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藤布(ふじぬの)

太布(たふ)とは?楮(こうぞ)、藤(ふじ)、科(しな)、穀(かじ)、大麻(おおあさ)などの繊維から作られる布

太布たふとは、古代の栲布たくぬの(楮布こうぞふ)のように、楮こうぞや穀かじの繊維を糸にして織った布を表す言葉とされます。

後に藤ふじや大麻おおあさ、科しななど、雑繊維で織る粗布そふの類も含めて太布たふと呼ぶようになりました。 続きを読む →

茶器名物に関する図録である古今名物類聚(ここんめいぶつるいじゅう)

江戸時代後期に、茶器名物に関する図録である『古今名物類聚ここんめいぶつるいじゅう』が出版されます。

この書物に挙げられる名物裂めいぶつぎれは、名物裂の基本とされています。

『古今名物類聚ここんめいぶつるいじゅう』は、出雲の松江城主であった松平不昧まつだいらふまい(1751年~1818年)が、寛政かんせい元年(1789年)から9年にかけて編纂へんさんされました。

茶器名物に関する図録である古今名物類聚(ここんめいぶつるいじゅう)

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科布(しなふ)(榀布)

砧打ち(きぬたうち)とは?布の触感をやわらかくし、光沢感を与えるための技法について

砧打ち(きぬたうち)は、布を木槌きづちで打って感触を柔らかくし、光沢感を出すために行われます。

布目をつぶすことで繊維が柔らかくなり、布面が滑らかになることでツヤがでます。

砧きぬたの技法は中国から伝来したとされ、古くから織り上がった絹布や麻布、木綿布の仕上げの工程で行われてきました。 続きを読む →

デザインにおける七福神文(しちふくじんもん)

七福神しちふくじんは、恵比寿天えびすてん、大黒天だいこくてん、毘沙門天びしゃもんてん、弁財天べんざいてん、布袋尊ほていそん、福禄寿ふくろくじゅ、寿老人じゅろうじんの7つの神様の総称です。

江戸時代には七福神信仰が盛んで、新年には宝船に七福神を乗せた絵が好んで用いられていました。 続きを読む →

『毛吹草(けふきぐさ)』から見る江戸時代の日本で生産された主要な織物や染め物

江戸時代(1603年〜1868年)に入ると、染織技術の向上によって、日本各地で特色のある織物や染め物が生産されるようになりました。

1638年に松江重頼まつえしげよりによって出版された『毛吹草けふきぐさ』や1692年に艸田寸木子によって出版された『女重宝記おんなちょうほうき』には、多くの織物や染め物が記載されています。 続きを読む →

縞織布『江戸・明治藍の手染め』愛知県郷土資料刊行会

縞(しま)の語源と由来。筋文様(縞模様)を表す「嶋」「島」「縞」について

2色以上の糸を使用し、経(たて)、または緯(よこ)、あるいは経緯に筋すじを表した模様(文様もんよう)を、縞しまや格子こうしと呼んでいます。

縞織物は基本的に、縦縞(竪縞たてじま)、横縞よこじま、格子縞こうしじまの3種類のうちのどれかに当てはまります。

使用されている糸の色や素材、糸の太細、緻密ちみつさ、配色、縞の幅の広狭こうきょう、金銀糸の使用、紋織もんおりの併用など、組み合わせによってありとあらゆるの縞織物が存在します。

縞しまという言葉は、筋すじ文様を総称する言葉として使われていますが、江戸時代の記述では、「縞しま」の他にも「嶋しま」や「島しま」、「間道かんどう」という字が当てられています。

嶋物しまものという言葉は、江戸時代初期の茶道における茶会記ちゃかいきに頻繁に表れ、嶋物しまものは筋すじ文様の織物に限らず、外来の茶道具(裂きれ)全般を表す言葉としても使用されていました。

日本の服飾史において、古くから「筋すじ」と呼ばれてきた文様に、「縞しま」という名前が与えられていく背景には歴史があります。

室町時代後期から江戸時代前期にかけて、「縞しま」の名称をめぐる由来について、本記事でたどっていきます。 続きを読む →

『広益国産考』(こうえきこくさんこう)大蔵永常(著)

『広益国産考』(こうえきこくさんこう)における染織に関する記述

江戸時代後期の農学者である大蔵永常おおくらながつね(1768年〜1860年)は、宮崎安貞みやざきやすさだ・佐藤信淵さとうのぶひろとともに、江戸時代の三大農学者の一人とも言われています。

大蔵永常おおくらながつねの著書で、全八巻から成る『広益国産考こうえきこくさんこう』には、60種類ほどの商品作物を取り上げられ、栽培や加工方法、作物に適した農具や流通過程などについての記載があります。 続きを読む →

元禄文様(げんろくもんよう)・元禄袖(げんろくそで)について

元禄げんろく時代(1688年〜1704年)は、豊かになった町人が主体となり、華やかな文化様式が生まれました。

華麗な元禄風俗げんろくふうぞくは、西陣織にしじんおりや友禅染めを主とする京都・大阪の手工業の成立によって生まれ、上方風俗が最も流行した時代とも言えます。

江戸時代の上方文化に代表される華やかな時代を意味して「元禄げんろく」という言葉が使われ、服飾においても「元禄文様げんろくもんよう」や「元禄袖げんろくそで」などの言葉があります。
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