染色において、江戸茶色という色名があります。
江戸茶色は、江戸で好まれた黄味の暗い茶色を表します。 続きを読む
染色において、江戸茶色という色名があります。
江戸茶色は、江戸で好まれた黄味の暗い茶色を表します。 続きを読む
染色、とりわけ型染めにおいて必要不可欠なのが、防染糊です。
天気や気温、湿度などを踏まえた上で、自分自身に適した糊を作るのがポイントで、防染糊をどのように調節して作るかは、のちの糊置きや染色に影響する大切な仕事です。
糊置き(型付け)に使う防染糊を、型糊といいます。
防染糊(型糊)は、染料店やネットでも販売しており、粘りを調節すればすぐに使用できますが、原料から防染糊(型糊)を自作することも可能です。 続きを読む
藍は、古くから世界各地で使用され、人々に一番愛されてきたともいえる植物染料です。
日本において、藍染された色は一番薄い藍白から、一番濃い留紺まで、「藍四十八色」と呼ばれるほど多くの色味があり、それぞれ名前がつけられていました。
それぞれの藍色に名前をつけて区別をしようと思えるほど、藍色を見る目を昔の人々が持っていたともいえます。
藍色のなかで、やや紫味をもった紺色を表す色名として、茄子紺があります。
沖縄で行われていた藍染は、タデ藍ではなく、琉球藍が原料に使用されてきました。
藍染の染色技法としては、型紙を用いて模様を表現する型染めが盛んにおこなわれ、沖縄では藍型(えーがた)と呼ばれていました。
藍型(えーがた)の技法は、紅型とほとんど同じで、広い意味では紅型に藍型も含まれますが、一般的には区別されます。 続きを読む
現在の徳島県では、鎌倉時代ごろから藍作の歴史が始まったとされます。
徳島藩が阿波北方と言われた吉野川下流域の農村で生産された「藍」からあがる莫大な租税で、近世を通じて「富裕藩」と言われ、多くの諸藩から羨望されていたことが知られています。
徳島において藍の栽培が盛んになった理由を、いくつか挙げることができます。 続きを読む
普段の生活のなかでお金として使っている小銭は、私たちの暮らしの中でもっとも身近な金属のひとつです。
1円、5円、10円、50円、100円、500円と6種類の硬貨がありますが、例えば買い物の最中、瞬時にそれぞれどのように見分けているのでしょうか? 続きを読む
天然染料で美しい赤が得られるコチニールは、堅牢度が高いので現代でも染色においては重宝される染料です。 続きを読む
染色するために使用する植物を染色植物と呼び、それらの植物の組織内に存在している有色化合物が天然色素です。
これらの色素は、植物の組織の中では主として配糖体という形になっています。
天然色素を配糖体のまま、あるいは色素単体として、その他の成分と一緒に植物から抽出したものを「天然染料」と呼びます。
コチニールや貝紫など、動物から抽出する天然色素もあります。 続きを読む