兼房染とは、黒梅染のことをいい、加賀染(加賀御国染)ともいわれていました。
黒梅染とは、紅梅の樹皮や根を煎じた汁で染めたものやその色の中でも、特に赤み黒ずんだ茶色のものを指していいます。 続きを読む
兼房染とは、黒梅染のことをいい、加賀染(加賀御国染)ともいわれていました。
黒梅染とは、紅梅の樹皮や根を煎じた汁で染めたものやその色の中でも、特に赤み黒ずんだ茶色のものを指していいます。 続きを読む
杏(学名 Prunus armeniaca)は、バラ科のブンゴウメに良く似ており、春先に花が咲かせ、果実は6月下旬から7月上旬にかけて収穫されます。
日本では、東北、信州、甲州などの比較的北国での栽培が適しています。
原産地は中国北西地方や中央アジアで、中国では古代からウメやモモと共に重要な果樹、もしくは薬木として栽培されてきました。
種を割った中に入っている杏仁は、生薬として使用されてきました。
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染色・草木染めにおいて、丁子が古くから使用されてきました。
日本には奈良時代にはすでに中国経由で到来していて、正倉院御物の中には当時輸入された丁子そのものが残っています。
丁子の歴史や幅広い用途について、詳しく紹介していきます。
馬酔木(学名 Pieris japonica D.don)は、ツツジ科の常緑低木で、日本固有の植物です。
属名のPierisは、ギリシャ神話の文芸、芸術、音楽を司る神の名前に由来があります。
馬酔木という漢字が当てられますが、中国名ではなく日本でつけられた名称です。
大体は2〜3メートルくらいの樹高ですが、大きいものだと5メートルほどにもなり、庭木としても使用されます。
3月から5月ごろ、小枝の先にスズランのような白色で、ツボ状の形をした花が密集してたくさん咲くのが特徴的です。
馬酔木は、園芸品種も様々あり、薄紅色の花を咲かせるアケボノアセビ、花の穂が長いホナガアセビ、葉にまだら模様が入っているフクリンアセビなどがあり、江戸時代終わりごろから欧米などの海外でも観賞用として栽培されるようになっています。
藤(学名Wisteria floribunda)は、日本の固有種で、マメ科フジ属のつる性落葉木本です。
藤の花が咲く時期は4月中旬~5月頃で、葉の展開からやや遅れて開花し、枝の先端に多数の蝶形花を付けた花序が垂れ下がります
藤棚の伸びすぎた枝葉を剪定した時に、その枝葉を染色に利用することもできます。 続きを読む
桃(もも)(学名Prunus persica)は、バラ科スモモ属の落葉低木から小高木(樹高2m~3m)で、食用や観賞用として世界各地で品種改良されて栽培されています。
桜は、中国が原産といわれ、ヨーロッパへは紀元前1世紀ごろに渡来し、日本においても『古事記』や『日本書紀』に記載があり、果樹としての栽培は江戸時代になったから盛んになったとされています。
3月下旬から4月頃にピンク色から白色の花を咲かせ、八重咲種など観賞用の品種も古くからあり、果実がは6月〜7月ごろに熟します。
蓮(学名Nelumbo nucifera)は、ハス科ハス属の耐寒性落葉多年草の水生植物です。
インドやその周辺地域が原産地とされ、世界中の熱帯や温帯地域の蓮田、泥沼、池、水田で栽培されています。
英名ではロータス(Lotus)と呼ばれ、大きな葉を乾燥させたものは漢方薬の「荷葉」の原料となります。
地下茎は、泥の中を這うように延び、秋の終わりに地下茎の先が太ってレンコン(蓮根)ができます。
花は、7月〜8月に咲き、多数の花弁が重なり合い、桃色や白色の花をつけます。
花が散ったあと、花床は大きくなり、蜂の巣のような穴の中に果実をつけます。 続きを読む
芙蓉(学名Hibiscus mutabilis)は、アオイ科フヨウ属の落葉低木です。
夏から秋(7月〜10月頃)にかけて、薄紅色や白色の鮮やかな花を咲かせるため、庭木、公園樹あるいは街路樹として植栽されます。
朝咲いたら、夕方にはしぼんでしまう一日花ですが、長期間にわたって毎日次々と開花していきます。 続きを読む
榛(はり)(学名Alnus japonica)は、和名で「ハンノキ」と言い、カバノキ科ハンノキ属です。
水気や湿気の多い場所に多く生育する落葉高木で、葉は,卵状の長楕円形で先がとんがりギザギザしています。
幹は直立してのび、高さが10m以上にも生長し、 樹皮は紫褐色から暗灰褐色で、縦に浅く裂けてはがれます。
早春、葉よりも早く開花し、雌花は楕円形で紅紫色で、実は青く熟します。 続きを読む
楊梅は、漢字で楊梅と書き、中国や日本を原産とするヤマモモ科の常緑広葉樹です。
徳島県では、「県の木」に指定されており、高知県では「県の花」になっています。
草木染めにも使用される楊梅について、薬用効果や歴史を踏まえながら紹介します。 続きを読む