藍色」カテゴリーアーカイブ

山藍,ヤマアイ,青く変化した乾燥根

染色・草木染めにおける山藍(ヤマアイ)。山藍の特徴や分布、染色方法と歴史について

山藍(学名 Mercurialis leiocarpa) は、トウダイグサ科、ヤマアイ属の植物で、群をなして生い茂ります。

学名のMercurialis leiocarpaは、江戸時代の弘化こうか2年(1845年)にドイツ人のシーボルトが日本古来の資料をもとにして命名し、Mercurialisは、ギリシャ神話の女神である「マーキュリー」からとったもので、leiocarpaは「平滑な果実」の意味であるとされています。

トウダイクサ科の植物は有用なものが多く、パラゴムノキやマニホットゴムなど樹液から天然ゴムが採れたり、タピオカの原料になるキャッサバ、種子からひまし油が採れるトウゴマなど様々あります。 続きを読む

愛染明王(あいぜんみょうおう)とは?愛染明王が藍染・染色業者に信仰されるようになった理由

古くから、職人と呼ばれる手工業者たちは、守護をしてくれる神仏をまつっていました。

同業者同士で信仰のための組織である「こう」を結成する場合も、数多くありました。

こう」においては、神仏の信仰だけでなく、同業者同士、技術の向上や保護を目的に活動したり、互いの結束を強める役割もありました。

染色職人、とりわけ藍染に関わる人々は、仏教の愛染明王あいぜんみょうおうを信仰し、同業者が集って、「愛染講あいぜんこう」を結成していました。

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出雲祝風呂敷(いずもいわいふろしき)とは?出雲祝風呂敷の歴史や技法について

島根県の出雲いずも地方では、婚礼の際に、嫁入り風呂敷を持っていく風習が、古くから伝わっていました。

風呂敷といっても、一般的に使用されるような簡易な風呂敷ではなく、慶事けいじ(おめでたいこと)にふさわしい品格のあるものです。

出雲祝風呂敷いずもいわいふろしきとは、婚礼の際の嫁入りの際に、伝統的に用いられる筒引つつびき(筒描き)された藍染風呂敷のことを表します。 続きを読む