綿織物にオイルをコーティングすることで、防水性や独特の光沢やぬめり感を出せます。
オイルコーティングやオイルクロス(oil cloth)などと言いますが、もともとは綿の織物に、成熟した亜麻の種子から得られるアマニ油や桐油などの、空気中で徐々に酸化して固まる乾性油を塗っていました。 続きを読む
綿織物にオイルをコーティングすることで、防水性や独特の光沢やぬめり感を出せます。
オイルコーティングやオイルクロス(oil cloth)などと言いますが、もともとは綿の織物に、成熟した亜麻の種子から得られるアマニ油や桐油などの、空気中で徐々に酸化して固まる乾性油を塗っていました。 続きを読む
ファッションにおいて、外見が綺麗に見せることができるバランスがあります。
黄金比という言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、黄金比を用いて長さを分けることで、見栄えの良いバランスがとれるのです。
黄金比を用いて長さを分けるので、黄金分割(GoldenMean)または黄金比分割といいます。
一般的には、7:3に分けられたものが美しく見えるといわれます。
確かに7:3は黄金比に近い値ですが、より正確に「黄金比」に近いものは、5:8に分割された程度になります。 続きを読む
普段私たちが着ている服を考えてみればよく分かることですが、私たちの身近にある繊維は、伸びたり縮んだりします。
これは、一般的に繊維を構成する高分子(ポリマー)の動きによるものです。天然の高分子は、構造が複雑で、合成された高分子は簡単な構造で組み立てられています。
合成方法によって、繊維の性質がさまざま変わってきます。
無機繊維と金属繊維以外の化学繊維も、「高分子」と呼ばれる細長い形をした分子でできているのです。
伸びたり縮んだりと、高分子(ポリマー)でできている繊維の代表的な性質について挙げてみます。 続きを読む
染色においては、イオン性や非イオン性など、「イオン」という言葉がよくでてきます。 続きを読む
草木染めにおいて、鼠色ほど、多くの植物で染められる色もありません。
鼠色にも、色の幅があり、青味、紫味、赤味、茶味などを帯びた鼠色があり、それぞれ多くの色名がつけられました。 続きを読む
紫色は、その希少性から世界中のさまざまな場所で、高貴な色・尊い色に位置付けられていました。
地中海沿岸では貝紫(Royal purple)による紫の染色があり、その希少性から王侯貴族を象徴する色とされて、ギリシャやローマへと受け継がれました。
貝紫は、アクキガイ科に属した巻貝のパープル腺と呼ばれる分泌腺からとれる染料で、西洋では珍重されていました。
貝紫,染めた生地と対応する貝,Exhibit of the Museum of Natural History in Vienna,Photograph: U.Name.MeDerivative work: TeKaBe, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons,Link
沖縄における絣織物(琉球絣)には、独特な幾何学文様があります。
線で構成したこれらの絣柄は、18世紀後半の御絵図帳で高度に完成したと考えられます。
「御絵図帳」とは、琉球王国における首里王府の絵師たちによってまとめられた絣の図案集です。
「御絵図帳」とは、琉球絣が貴重な貿易商品だった時代、王国に収める貢納布を織らせるために模様や染色などを細かく指定したものです。 続きを読む
辛夷(学名Magnolia kobus DC.)バラ科リンゴ属の落葉樹で、樹高は3~10m程度になります。
属名のMagnoliahahaはフランスの植物学者P.Magnolの名前からきており、種名のkobusは、和名のコブシに由来しています。
辛夷は、3月下旬から4月上旬にかけて、雑木に混じって枝一面に白い花を咲かせることから、春の訪れを告げる花として知られています。 続きを読む