染色において、模様をつけるためのさまざまな技法が世界中で用いられてきました。
模様をつけるためには、基本的には染まらない部分をつくる防染の技術を使用します。
防染とは、文様や文字などの部分に染料が染まらないように、糊や、蝋、泥などを付着させたり、糸で括って絞ったり、板に挟んで締め付けたりして、圧力を加えて染色する技法する技法をいいます。
今回は、布に付着物を付けることで模様を表現する技法について詳しく紹介していきます。 続きを読む
染色において、模様をつけるためのさまざまな技法が世界中で用いられてきました。
模様をつけるためには、基本的には染まらない部分をつくる防染の技術を使用します。
防染とは、文様や文字などの部分に染料が染まらないように、糊や、蝋、泥などを付着させたり、糸で括って絞ったり、板に挟んで締め付けたりして、圧力を加えて染色する技法する技法をいいます。
今回は、布に付着物を付けることで模様を表現する技法について詳しく紹介していきます。 続きを読む
日本において江戸時代末期以降、都市部を中心に仕事の専門家である職人は、職種によってそれぞれに相応しい着物を使うようになりました。
法被、半纏、腹掛などの非常に機能的な仕事着は、江戸時代末期から明治、大正、昭和の時代まで、あちこちで着用されるようになりました。
また、機能的な面だけではなく、意匠美に富んだものでありました。 続きを読む
撥水加工は、繊維に水をはじく性質を与える加工のことです。
科学的処理加工によって、撥水剤を結合し付着することで、繊維の性能を変えています。
ジルコニウムやチタン化合物とパラフィンエマルジョンの系統は、ジルコニウムやチタンが繊維とのなじみを良くし、アルミニウム系よりも耐久性のある撥水性が得られます。
綿やレーヨンの水酸基と化学結合して、耐久性のある撥水剤として、ICIのVelan PFやDu pont(デュポン社)のZalan APは、脂肪酸アミドのピリジニウム塩であり、しみ込ませてから乾燥させ、熱処理を150℃〜180℃で3分〜5分行います。その後、ソーピングが必要です。 続きを読む
「用と美」という言葉があります。
この言葉を聞くと、「民藝運動の父」と呼ばれる柳宗悦(1889年〜1961年)を思い浮かべる方も多くいるのではないでしょうか。
名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具を「民藝」と名づけ、民藝には美術品に負けない美しさがあると唱え、美は生活の中にあると語りました。
人々の暮らしの営みのなかから生まれた民藝には、「用」にきちんとひも付いた「美」が宿っている。豪華な装飾がほどこされ、観賞用の作品が主流となってきていた工芸の世界において、あたらしい美の価値観やモノの捉え方を提示したのです。 続きを読む
綿花はアオイ科のワタ属に属し、品種は20種類ほどが野生種として残っています。
繊維をつくらない種類もありますが、繊維をつくるワタ属は、大きく以下の4つに分類することができます。
①arboreum(アルボレウム)と②herbaceum(ヘルバケウム)は、インド、パキスタンのあたりや中東方面が原産地とみられています。
①arboreum(アルボレウム)は、インドから世界中に世界中に広がり、古く日本で栽培されていた綿花はアルボレウムであったと推定されます。
③barbadense(バルバデンセ)と④hirsutum(ヒルスツム)は、中米や南米北部などのアメリカ大陸が発祥と言われます。
①arboreum(アルボレウム)②herbaceum(ヘルバケウム)の染色体が13個、③barbadense(バルバデンセ)④hirsutum(ヒルスツム)は26個であるため、染色体の数が違う品種同士の交配はできません。 続きを読む
化学繊維を製造するためには、まず最初に原料から鎖状の高分子を溶剤に溶解するか、加熱して水あめのようなドロドロの状態にします。
鎖状の高分子は、原料のセルロースを反応させ改質したり、石油や天然ガスなどの繊維と無縁の原料から合成したりして作ります。
そしてドロドロの高分子を、ノズルといわれる口金(くちがね)の穴から押し出して固めて繊維にする「紡糸」の工程が必要になります。
化学繊維の糸をつくるための紡糸方法は、大きく分けて①湿式紡糸、②乾式紡糸、③溶融紡糸の3種類あります。
他にも、液晶紡糸法、ゲル紡糸法、エマルジョン紡糸法などさまざまな化学繊維の紡糸方法がありますが、今回は上記の基本的な3種類について紹介します。 続きを読む
羊毛や獣毛の特徴的な性質として、湿潤熱の発生が挙げられます。
湿潤熱とは、羊毛の繊維が水分を吸収する際に(湿潤)によって、放出する熱のことです。
湿潤熱を実感として感じたことがあるという人は、ほとんどいないと思いますが、実話として、水浸しになったウールを保管している倉庫が中にはいれないほど熱気に包まれたり、雨に打たれた毛織り物が凍っても濡れ雑巾のようにはならなかったために、雪山で人が救われたということがあるようです。 続きを読む
羊毛は、毛を採取するその部位によって品質や性質が変わってきます。
胴体の側面で、肩のあたりがもっとも良質とされるウールがとれるのです。
公益社団法人畜産技術協会の記事「目的にあった羊毛の扱い」に非常にわかりやすい図と説明がありますので、ここに引用します。 続きを読む
発酵とは何か?
一般的には微生物の持っている機能を広く物質生産に応用して、人間の有益なものに利用することを発酵と呼んでいます。
英語で発酵は「fermentation」ですが、ラテン語の「湧く」という意味の「fervere」から生まれた言葉です。 続きを読む