メギ(学名:Berberis thunbergii)は、山地の落葉樹林に生える落葉小低木です。
和名の目木由来としては、枝や根を煎じたものは黄色になり、洗目薬として目の病気に使用されたことから名付けられたとされます。
メギ(目木)の生薬名は小蘗といい、薬用のみならず、染色にも用いられてきました。
メギ(学名:Berberis thunbergii)は、山地の落葉樹林に生える落葉小低木です。
和名の目木由来としては、枝や根を煎じたものは黄色になり、洗目薬として目の病気に使用されたことから名付けられたとされます。
メギ(目木)の生薬名は小蘗といい、薬用のみならず、染色にも用いられてきました。
黄檗(学名 Phellodendron amurense RUPR.)は日本各地の山地に自生するみかん科の落葉高木です。
幹の外皮は厚く、外皮の内側の内皮が黄色いため、古くから黄色を染める染料に使用されてきました。
飛鳥時代の染織品の中で、緑色系のものの多くは、藍染した上から黄檗で染め重ねたものとされています。
檳榔(学名:Areca catechu)は、東南アジアや東アフリカの一部で見られるヤシ科の植物で、種子は檳榔子といいます。
ヤシ科の植物ですが、ココヤシと違って幹は真っ直ぐに伸びるのが特徴で、樹高は10m~20mに達します。
雄花と雌花が同一個体に生ずる雌雄同株であり、1つの花序に、雌花(めばな)と雄花(おばな)の花をそれぞれつけます。 続きを読む
雛形(ひいながた)は、ある物や模型や図案、模様などを人に示すのに都合が良いように、その形を小さくかたどって作ったものです。 続きを読む
デザインという概念の発生は、社会思想家のジョン・ラスキンや思想家であり芸術運動家であったウィリアム・モリスの思想がその源流として考えられています。
19世紀半ば、イギリスで産業革命がおこります。綿織物の製造における紡績機の開発、製鉄業の成長、蒸気機関の開発による動力源の改革、蒸気船や鉄道が発明されたことによる交通革命等、人の手ではなく、産業機械の発明と発展が大きく経済を動かし始めたのです。
初期の機械生産は、いいかげんで大ざっぱなものづくりであり、品質的には人の手が生み出すものと比べると、非常に劣るものでした。
そんな中、異常な速度で「下手なもの」が量産されていき、伝統的に手仕事が育んできた生活や文化、美意識をも奪っていくような機械生産に、意義を唱える人々も少なくありませんでした。
その代表的な人物が、ジョン・ラスキンとウィリアム・モリスです。 続きを読む
銅媒染は、天然染料で染色するために銅化合物で媒染することを表します。 続きを読む
一陳(一珍)とは、江戸時代から伝わる糊防染の一つです。
一陳糊(一珍糊)を使用した一陳染め(いっちんぞめ)は、手描き友禅に用いられる糸目糊とも、板場友禅に用いる写しの色糊とも、また長板中型や紅型、その他の型染めに用いる防染糊とも違う、特徴的な糊を使う技法です。
貞享4年(1687年)刊の『雛かた』(源氏ひながた)の下巻に、一陳(一珍)についての記載があります。
これについて、後藤捷一氏は、「一珍糊を使って模様を染めること。一珍糊とは小麦粉と消石灰の混合物を布海苔で練り合わせたもので、この糊で型付けし乾燥した後、色差しを行ない、乾燥後布の両耳を斜に引いて糊をかき落とすもので、一名掻き落し糊ともいい、水洗いが不要である」と指摘しています。 続きを読む
長い歴史を経てきた西陣織物には、多種多様な技法によって、さまざまな織物が生産されてきました。
西陣織は、京都で生産され、高級な紋織物として有名です。 続きを読む
茶屋染は、江戸時代初期頃から行われていた型染めの一つです。
主に武家の女性が着用した帷子の染色方法で、藍色一色で型紙を用いて全体に模様が入るように(総模様)染めたものです。 続きを読む