コプト織(Coptic textiles)とは、主に2世紀から12世紀にかけて、エジプトでコプト人によって製作された平織りの織物のことです。
いわゆる綴れ織りを主とした技法の織物で、コプト織は、経糸に麻を使い、緯糸に主にウールを用いて文様(模様)部分を表現しています。
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コプト織(Coptic textiles)とは、主に2世紀から12世紀にかけて、エジプトでコプト人によって製作された平織りの織物のことです。
いわゆる綴れ織りを主とした技法の織物で、コプト織は、経糸に麻を使い、緯糸に主にウールを用いて文様(模様)部分を表現しています。
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呉服とは、和服用の織物の総称で、特に絹織物を指します。 続きを読む
天然染料で美しい赤が得られるコチニールは、堅牢度が高いので現代でも染色においては重宝される染料です。 続きを読む
暖簾は、現代においても私たちの日常で目にすることができます。
お店の入り口にかけられたりするのを見えると、お店の「顔」として良い目印になっていることはよく分かりますが、それ以外にも暖簾意味や役割、機能性があります。 続きを読む
染色するために使用する植物を染色植物と呼び、それらの植物の組織内に存在している有色化合物が天然色素です。
これらの色素は、植物の組織の中では主として配糖体という形になっています。
天然色素を配糖体のまま、あるいは色素単体として、その他の成分と一緒に植物から抽出したものを「天然染料」と呼びます。
コチニールや貝紫など、動物から抽出する天然色素もあります。 続きを読む
黄金花(学名 Scutellaria baicalensis Georgi)は中国北部からシベリア、モンゴルや朝鮮半島などに分布しているシソ科の多年草です。
7月から8月ごろに枝先に花穂をつけ、青色や紫紅色の唇形花が美しいのが特徴的です。
地中に埋まっている根っこ部分は、外皮が暗褐色ですが、内部は美しい黄色です。
コケ(苔)と呼ばれる植物には、スギゴケやゼヒゴケに代表される蘇苔類(moss)とウメノキゴケやマツゲゴケなどの地衣類(lichen)が含まれます。
この2種類は別の分類に属する植物であり、コケ(苔)と呼ばれるのは主に蘇苔類(moss)の方です。
地衣類(lichen)の染色は、「コケ(苔)染め」として知られています。
地衣類は、外見的には一つの植物のように見えますが、植物学的には、菌類と藻類の2種類の植物から成る生活共同(共生)体として、互いに必要な要素を供給しあっている特殊な植物です。 続きを読む
絹紡とは、繭から生糸を取る時に残った部分(製糸屑)や屑繭をほぐしたものなどの「副蚕糸」を原料にして、糸にする(紡ぐこと)を表します。
紡いだ糸は、「絹紡糸(スパンシルクヤーン)」などと言います。
日本においては、明治時代中期からは紡績技術が発達し、副蚕糸から絹紡糸がつくられてきました。
絹紡糸を用いた織物は、主に和装や風呂敷などに用いられてきました。 続きを読む
キルト(quilt)とは、2枚の布の間に綿(ワタ)や毛、羽毛などの詰めものをいれ、そのままでは中で詰めものがズレてしまうため、表から要所に抑え縫い(キルティング(quilting))している生地を表します。
縫い合わせた生地を、「キルティング(quilting)生地」ともいい、基本的には「キルト」と「キルディング」の用語には違いはありません。 続きを読む
日本に梅が伝わったのは、弥生時代から飛鳥時代ごろとされ、中国から薬用の烏梅として伝来したと言われます。
烏梅とは、実が青い状態の梅を釜戸の煙で黒く燻して薫製にし、乾燥させたもので、煎じて風邪薬や胃腸薬として用いたり、止血や切り傷の手当てにも使用されてきました。
梅は、薬用、食用、観賞用、そして染色用と多様な用途のある有用な植物として渡来し、栽培されるようになったと考えられます。 続きを読む