絵羽(えば)、仮絵羽(かりえば)とは?


絵羽えばとは、着物や羽織はおりなどを仕立てたときに、模様が背中、脇、おくみ(身頃とえりの間に縫い付けられている部位)、袖付け、えりなどの縫い合わせの部分で模様がつながるように染めたものをいいます。

仮絵羽(かりえば)とは?

本友禅染では、絵羽縫えばぬいといって、まず白生地をおよその寸法に裁断し仮仕立て(仮絵羽かりえば)します。

仮絵羽かりえばとは、仕立ての状態を表し、言葉通り「仮に仕立てたもの」をさします。

着物の形に仮縫いしてあるので、全体の柄の様子がわかるため、仕立てあがった際のイメージがしやすくなります。

仮絵羽かりえばの状態にして、イメージを付けてから下絵を描き、後は絵羽縫えばぬいを解いて染め上げます。

型友禅でも絵羽になるように身頃、そでなどそれぞれの模様型紙を作って染めることがあります。

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