デザイン」カテゴリーアーカイブ

伊勢型紙(糸入り型紙)

伊勢型紙(いせかたがみ)とは?伊勢型紙の彫刻技法や歴史について

1000年以上の歴史を持つとされる伊勢型紙(いせかたがみ)は、三重県鈴鹿市の白子しろこ町と寺家じけ町、江島えじま地区が古くから産地として有名でした。

小紋こもん中形ちゅうがた友禅ゆうぜんがた注染ちゅうせんの手拭い型(手拭中形てぬぐいちゅうがた)など、各種の型紙が製作されていました。

現在では需要の減少とともに、数少ない担い手によってのみ生産され、国内で流通する伊勢型紙のほとんどが鈴鹿市の白子しろこ地区で作られています。
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デザインにおける桔梗文(ききょうもん)

桔梗ききょうは、古くから人々から愛された植物で、和歌や絵画、デザインにおける模様(文様)の題材として活用されてきました。

特に、秋の野に咲く草花の風情を文様化(模様化)した秋草文あきくさもんの一つとして桔梗ききょうが描かれることが多くありました。 続きを読む

江戸小紋(えどこもん)

小紋(こもん)とは?小紋の歴史や江戸小紋の制作工程について

江戸小紋えどこもんという言葉を聞いたことがある方もいるかと思いますが、そもそも小紋こもんとはどのような意味でしょうか。

もんという言葉は、単一または反復文様を表し、一般的には秩序立って乱れがなく、きちんと並んでいる様を表す模様(文様)を意味します。 続きを読む

型染めで唐草模様が表現された木綿布

捺染(プリント)とは?シルクスクリーンの歴史と活用方法

捺染なっせん(プリント)とは、模様を抜いた型紙やシルクスクリーン、彫刻ちょうこくをいれたローラーなどを使って、合成染料を混ぜた糊料こりょう色糊いろのり)を布地にプリントして模様を出すことを意味します。

色糊いろのりは、糊の防染力ぼうせんりょくと染料の着色力を合わせもつ材料なので、使い方によってはさまざまは表現をすることができます。

捺染(プリント)とは?

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千利休像(長谷川等伯画、春屋宗園賛、不審菴蔵、重要文化財)

一流の茶人・茶の湯名人の条件とは何か?新しい発想で茶の湯を創造する力が名人の条件であった

一流茶人の条件とは、古くはどのようなものだったのでしょうか。

主に中国から伝来した陶磁器とうじきである唐物からものを持ち、目利きがあり、茶の湯が上手であるというのは、名人の条件として考えられました。

また、茶の湯の名人である大事な条件として、新しい発想で茶の湯を創造する力が挙げられていたのです。 続きを読む

デザインにおける雁文(かりもん)・雁金文(かりがねもん)

がん(かり)は、カモ目カモ科ガン亜科の水鳥のうち、かもよりも少し大きく白鳥よりも小さい水鳥の総称です。

冬鳥として、秋の彼岸ごろに渡来し、春の彼岸に飛び去っていく代表的な渡り鳥として知られています。

日本人は昔からがんの行き来に、趣や季節の移り変わりを感じ、多くの詩歌の題材としても詠まれてきました。 続きを読む