紅花(学名:Carthamus tinctorius)は、キク科ベニバナ属で花弁を植物染料にします。
秋に種をまいて、冬を越して春になってから開花、結実してから枯れる越年草(二年草)として生育したり、寒い地域では一年草として春早い時期に種をまく場合もあります。
紅色の染料としての用途のみならず、食用油の原料としても栽培されています。 続きを読む
紅花(学名:Carthamus tinctorius)は、キク科ベニバナ属で花弁を植物染料にします。
秋に種をまいて、冬を越して春になってから開花、結実してから枯れる越年草(二年草)として生育したり、寒い地域では一年草として春早い時期に種をまく場合もあります。
紅色の染料としての用途のみならず、食用油の原料としても栽培されています。 続きを読む
江戸時代に流通した主な商品は、米を抜きにして考えると、木綿・菜種・干鰯・酒・材木・藍などが上位を占めました。
江戸時代以前、木綿が大陸からやってきて広がっていくまでは、日本においてイラクサ科の多年草木である苧麻(学名 Boehmeria nivea var. nipononivea)を原料にした布が一般的に生産されていました。
木綿は、戦国時代から江戸初期にかけて、爆発的に普及したとされています。
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色合い(いろあい)とは、赤色、青色、黄色、緑色、紫色、黒のような色味の違いや色の加減を表します。
色を正確に表すためには、色の持っている三つの要素を示すのがわかりやすいです。
三つの要素とは、「色相」「明度」「彩度」の3つのことで、これらの性質を理解することが、色を理論的に知るための基本となります。
色相は、赤や青などの「色合い」を表します。
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更紗とは、16世紀以降、ポルトガルやオランダ、イギリスなどのいわゆる南蛮船が運んできた、インドや東南アジアの模様染めされた布を指して呼ばれたものです。
更紗は「紗羅紗」や「皿更」とも書かれ、「華布」や「紗室染」などとも言われていました。
今日における更紗といえば、木綿に東南アジアやインド的な模様を細かく模様染めされた布を指していることが多いです。 続きを読む
リンボク(学名:Prunus spinulosa)は、バラ科バクチノキ属の常緑高木で、湿気の多い山地の谷間や温暖な沿海地にある林内などに生え、樹高は5m~15mほどに成長します。
漢字では橉木と書き、若木の葉は針状の鋭い鋸歯(葉の周縁にあるギザギザ)をがあることから、「ヒイラギカシ」の別名もあります。
リンボクが庭木として使われることは少ないですが、9月〜10月頃の秋に咲く花には春の花のような香りがあり、白色の小さな花をいっぱいに咲かせるため、「観賞価値」は高いとされます。 続きを読む
大和絣は、木綿の白絣としてその名を知られ、古くは「西の大和絣、東の中野絣(館林絣)」と言われていたほどでした。
室町後期の大永(1521年〜1528)から天文(1532年〜1555年)頃には、すでに日本での木綿栽培が広がってきていたとされており、大和地方(奈良県)においても古くから木綿の織物が織られていた考えられます。
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山漆(学名:Toxicodendron trichocarpum)は、ウルシ科ウルシ属の落葉小高木です。
中国などを原産とする漆器(漆工)に利用されるウルシとは別の木ですが、ウルシに似た枝葉を持ち、山地や丘陵に自生することから「山漆(ヤマウルシ)」と命名されています。
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没食子(Gallnuts/Oak apple/Oak gall)は、西アジアや中東に産し、タンニン剤として有名です。
没食子とは、ブナ科のナラ(学名:Quercus)やカシなどの若枝の付け根に寄生したタマバチ(Cynips gallaetinctoriae)によってできる「虫こぶ」のことを表します。
植物に昆虫が産卵、寄生した結果、寄生物の出す分泌物質などで異常な発育を起こした部分を「虫癭」と言います。 続きを読む
モッコク(学名:Ternstroemia gymnanthera)は、モッコク科モッコク属の常緑樹で、樹高は6m〜10mを越えるほどにも成長します。
病虫害に強く、葉に光沢があり美しく、樹形が整うため、公園の樹木や、庭木として古くから武家屋敷などに植えられてきました。
花の香りがラン科の石斛に似た木という意味で、江戸時代初期に木斛と名づけられました。
モッコク(木斛)の材はきめが細かくで細工物に向いており、堅くて美しい赤褐色をおびる材を建材や櫛などの木工品の素材として用いられています。
木材が赤いため、「アカギ」という別名もあります。
樹皮は、繊維を茶色に染める染料として利用されてきました。
モチツツジ(学名:Rhododendron macrosepalum)は、ツツジ科ツツジ属の植物で樹高は1m~2mほどに成長します。
名前に「モチ」と付くだけあり、花の外側にある萼や葉などから粘着性のある液体を分泌します。
モチは食べる餅ではなく、「鳥モチ(鳥や昆虫を捕まえるのに使うゴム状の粘着性の物質)」のモチに由来しています。
また、モチツツジ以外にも、ネバネバした様子から「ネバツツジ(粘躑躅)」という別名もあります。