孔雀は、鳥の中でもその姿や色が美しいため古くから世界各国で愛好され、デザインにも用いられてきました。
中国は漢代頃に彫刻された画像石(平板な石材に線刻や浮彫で様々な画像を表したもの)に、孔雀の模様(文様)があったり、キリスト教においては、孔雀は「不死の意」を表すとされていました。
孔雀羽文(くじゃくはねもん)
美しい雄(オス)の孔雀の羽は、模様化(文様化)されて表現されることがありました。
羽の先端の眼状斑(動物の体に見られる目玉のような模様)を団扇太鼓のようにして、これに細かい曲線を放射状につけるように表現されたりします。