イタリア中部ウンブリア州ペルージャ県にある人口数百人の小さな村であるソロメオは、「世界で一番上手く行っている村おこし地域」として世界中から注目を集めています。
ソロメオは、もともと大した産業もない貧しい村でしたが、ファッションブランドの「ブルネロ・クチネリ」が本社をおいていることで、この村に住む人々の大半が同社に勤務しているのです。
ブルネロ・クチネリ社は、イタリアでの生産(made in italy)にこだわり、生み出される製品は、世界中の店舗で販売されています。 続きを読む
イタリア中部ウンブリア州ペルージャ県にある人口数百人の小さな村であるソロメオは、「世界で一番上手く行っている村おこし地域」として世界中から注目を集めています。
ソロメオは、もともと大した産業もない貧しい村でしたが、ファッションブランドの「ブルネロ・クチネリ」が本社をおいていることで、この村に住む人々の大半が同社に勤務しているのです。
ブルネロ・クチネリ社は、イタリアでの生産(made in italy)にこだわり、生み出される製品は、世界中の店舗で販売されています。 続きを読む
ファッション・服飾におけるエプロン (apron) は、①前掛け、前垂れ②涎掛け③割烹着などの意味があります。
衣服の上から当てて着用するもので、胸元や腰回りから下に布が垂れ下がるものを表します。
エプロンは、もともとと農耕や牧畜、工作や食事などの際の汚れ防止や体の保護などの実用的な目的に用いられましたが、のちに機能面だけでなく、装飾性に富んだものは権威を示すものとしても用いられました。
ウォッシュアウト(wash-out)という言葉は、①洗濯して色褪せる②疲れた、やつれた③(洪水などで)崩壊したなどの意味があります。
ジーンズやデニムにおいて、ウォッシュアウト(wash-out)という加工があります。
ウォッシュアウト加工(wash-out)とは、その言葉の意味の通り、洗濯して色褪せを表現することです。
続きを読む
英語のインベストメント(investment)は、「invest(投資する)」の名詞形ですが、古くは「衣服」を表す言葉でもありました。
「invest(投資する)」の語源は、ラテン語の「investire(衣服を着せる)」で、フランス語の「investir」を経由して、1489年に文献に初出しています。
インベストメント(investment)は、1598年に「衣服」、1625年に「投資」の意味で文献に初出しています。
「invest」の語源をさかのぼると、古くは、衣服が人の価値を決めるものであり、そのために投資が必要であったことがわかります。 続きを読む
インディゴ(indigo)は、インジゴとも書き、①植物の藍(indigo plant)②植物の藍から取った染料③藍色(indigo blue)などの意味があります。 続きを読む
デニム(denim)は、もともとアメリカで労働着(ワークウェア)として誕生しました。
1840年代にカリフォルニアで金の鉱脈が発見されたことにより、いわゆるゴールドラッシュと呼ばれる金の採掘ブームが1870年代にかけてまきおこりました。
金鉱労働者の間で堅牢な衣類の需要が増えたことが、デニム誕生の背景としてあるのです。
1853年、ドイツからサンフランシスコに移民としてやってきたLeviStraussは、耐久性に優れたキャンバス素材を使ったパンツを自身の雑貨店で販売しました。
これが、世界中で愛されているデニムブランド「リーバイス(Levi’s)」のはじまりと言われています。 続きを読む
インド藍(学名 Indigofera suffruticosa)は、熱帯地方に分布するマメ科コマツナギ属の藍色素を持つ植物から抽出した染料の名前でもあり、植物の名称でもあります。
日本の本土で古くから栽培されてきたタデアイ(草の藍)に対して、木藍と呼ばれたりもしました。
ログウッド(学名 Haematoxylum campechianum)は、マメ科の植物で、属名のHaematoxylumは、ギリシャ語でhaima(血液)とxylon(樹木)の二語から由来し、種名のcampechianumは、原産地がメキシコ湾のカンペチェ湾(Campeche)沿岸であることから命名されています。
血木と呼ばれるのは、材木を空気に酸化させると美しい赤褐色の色が出てくるためです。
原産地は、中米などの熱帯地方で、樹高は6〜12mほどになり、幹にはドゲがあります。
小さくて黄色い花が咲き、幹の中央部の心材が染料として使用され、青紫色の色素であるヘマトキシリンが含まれています。
ログウッド(logwood)は、国によって様々な名称があり、イギリスにおいてログウッドという名称がはじめて文献に現れたのは、1581年のことです。
17世紀の始め頃からヨーロッパの市場では、ホンジュラスのベリーズから産出するものとユカタン半島のカンペチェから産出するものの棲み分けがされていました。
カンペチェ産のものの方が、ホンジュラス産のものに比べて品質が優れているとされていたため、名称も区別する必要があったのです。
「衣服規制(いふくきせい)」とは、着用する衣服に関して定められた制度や法令のことで、「服制」や「衣服令(えぶくりょう)」などと言われます。
衣服規制の名残りは、暗黙の社会的ルールやマナーになって、儀礼服を中心として根強く存在しているものもあります。 続きを読む
市松模様(checker-board)とは、四角い白と黒などを、上下左右に互い違いになるように並べた格子柄を意味します。
英語における「チェック(check)」、「チェッカー(checker)」に当たります。 続きを読む