立涌文は、「たちわきもん」ともいわれ、日本でも古くから使用されている代表的な文様(模様)のひとつです。
相対する二本の線の中間がふくれ、両端がすぼまった形の線が並列した柄となっています。
立涌文は、基本的な形は単純ですが、広く応用されながら模様表現されてきました。
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立涌文は、「たちわきもん」ともいわれ、日本でも古くから使用されている代表的な文様(模様)のひとつです。
相対する二本の線の中間がふくれ、両端がすぼまった形の線が並列した柄となっています。
立涌文は、基本的な形は単純ですが、広く応用されながら模様表現されてきました。
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現代において、熨斗と聞くと、結婚式などの祝い事の際に贈る祝儀や贈答品の包装の上から右肩に添えてある飾りのことイメージするかと思います。
もともと熨斗という言葉は、不老長寿の象徴とされた貝の鮑(アワビ)の肉を薄く伸ばして干した加工品である「熨斗鮑」に由来します。
熨斗鮑を紙の間に挟み、贈答品に添えることで、相手の繁栄や延寿(長生き)の意味が込められました。
この熨斗鮑を文様化(模様化)したものが、「熨斗文」です。 続きを読む
人類が文明を持つようになり、エジプト、メソポタミア、中国、インドなどの国において、数多くの模様(文様)が作られるようになります。
エジプトのピラミッドにある装飾壁画には、死後の再生や転生の祈願を込めて、広大な宇宙の回転を象徴する渦巻き模様や星形模様などが描かれました。
西欧社会においても、模様(文様)がある種の呪術性をもって登場します。
例えば、古代ギリシャの赤絵や黒絵に描かれたギリシャ神話のモチーフには、人間とは遠いようで近い存在であったギリシャの神々の姿をわかりやすく表現し、華やかな神々の世界の喜びや悲しみ、怒りなどの感情を表現しています。
古くから世界中で活用されてきた模様(文様)に、唐草模様(唐草文様)があります。
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鹿子絞りは、小形の白い丸形がまばらに散ったような絞り柄になります。 続きを読む
銀杏(イチョウ)は、樹齢1,000年を超えるものもあり、延命長寿の象徴として知られます。
その他にも、葉が全て落ちても次の春には芽吹く生命力から繁栄や家の安泰を意味したり、耐火性があることから、「火伏せの木」として寺社で重宝されたため防火の象徴ともされていました。
そんな銀杏(イチョウ)の葉をモチーフに文様化(模様化)した銀杏文は、古くから染織のデザインに用いられてきました。 続きを読む
扇は、儀式の際や夏の暑さに対して涼むために用いられる道具です。
平安時代前期に日本で生まれ、笏(しゃく)から変化して生まれたとする説がありますが、はっきりとはしていません。
扇は人々に用いられた道具として模様化(文様化)され、扇文としてさまざまな形で表現されてきました。
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七宝文は、同じ半径の円を円周の4分の1ずつ重ねて表現していく連続模様です。
四方連続模様なので、「四方」から転じて、仏教の七宝(金・銀・瑠璃・玻璃・硨磲・珊瑚・瑪瑙」の名前がつきました。
七宝文を上下左右に規則正しく、連続させたことを強調して「七宝繋文」と呼んだりします。 続きを読む
算崩しは、「算木崩し」の意味で、「算木」とは、中国数学や和算の計算道具として用いられた細長い木の棒です。
算木(さんぎ),Jccsvq, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons,Link
算木はタテ、ヨコに置いて数を表現しますが、算木を崩したような様子が美しい柄にみえることから「算木崩し」、「算崩し(三崩し)」などと名付けられました。
網代(草や竹、木材などを材料に縦緯、あるいは斜めに交互に編んだもの)に似ているため、「網代組」や「網代文様」などともいわれます。 続きを読む
河海のほどりに生息するチドリ(千鳥)は、海浜や川辺の風景の一部として古くから人々から親しまれてきました。
歌にも詠まれ、「春恋う鳥」、「友にはぐれた鳥」として心細い心境、あわれ深い境地などが表現されました。
千鳥を文様化(模様化)した千鳥文にも、このような詩情が関係しました。 続きを読む