衣服の裁目や縫い目のうち、引っ張られたり力がかかったりしてほつれたり破れたりしやすい部分を補強のするために当てる小さな布を「力布」などと言います。 続きを読む
投稿者「iroai.jp」のアーカイブ
日本における藍染(ジャパンブルー)の歴史。藍作・藍染が発展し、衰退していった背景について
藍染は、古くから世界中で行われてきました。
古代エジプトではミイラを包む布が藍染されており、紀元前2000年前には藍が利用されていたとされています。
藍の色素を持つ植物も多種多様で、それぞれの地域にあった植物を使用し、さまざまな方法で藍染が行われてきたのです。
藍の色素を持つ植物を科別にすると、マメ、アブラナ、キツネノマゴ、タデ、キョウトウチク、ガガイモ、マツムシソウ、モクセイ、クロウメモドキ、キク、ヒメハギ、ランなどが挙げられます。
インドにおける藍栽培の歴史は古く、古代ローマ時代にはインドで商品化されたインド藍がエジプトのアレクサンドリアを経由してローマへ輸入されていました。
アラビア商人によって、エジプトをはじめ地中海方面へと運ばれていましたが、ポルトガルのバスコダガマが南アフリカを周るインド洋航路を発見したことによって、インドにおける藍の生産はいっそう盛んになったのです。 続きを読む
デザインにおける橘文(たちばなもん)
倭橘は、一般的には「橘」と呼ばれるミカン科の植物です。
7世紀後半から8世紀後半(奈良時代末期)にかけて成立したとされる日本に現存する最古の和歌集である『万葉集』にも、橘は詠まれています。 続きを読む
デザインにおける鷹の羽・鷹の羽文(たかのはもん)
鷹は、勇気があって勇ましい様から武人の間で非常に好まれていました。
鷹の羽は矢羽として、尚武(武道、軍事を重んじること)の意味を持ち、デザインの文様や紋章にされました。 続きを読む
デザインにおける誰が袖図屛風(たがそでびょうぶ)・誰が袖図(たがそでず)
近世初期から障壁画や屏風絵などの障屏画に用いられてきたテーマの一つに「誰が袖図(たがそでず)」があります。
誰が袖図(たがそでず)には、色とりどりの衣装が衣桁(着物を掛けておくために用いる鳥居のような形をした家具)に掛かる様子が表現されます。 続きを読む
デザインにおける鶴(ツル)・鶴文(つるもん)・鶴亀(つるかめ)
鶴(ツル)は、延命長寿を意味する瑞鳥(吉兆とされる鳥)として、平安時代から画題に選ばれ、文様化されてきました。
広島県の嚴島神社に伝わる国宝『平家納経』の表紙には鶴が描かれ、南北朝時代の歴史物語である『増鏡』や鎌倉時代に装束について書かれた有職書である『餝抄』などには鶴丸文様の衣服が記されています。 続きを読む
漁師が着用した大漁着(たいりょうぎ)・大漁文(たいりょうもん)
江戸時代後期から明治時代中期にかけて、関東地方、とりわけ千葉県の漁村で大量の年の暮れに船主が船子(船員)に配った半纏を「大漁着」と言います。
豊漁を祝うため、めでたい大柄の文様が型染めで表現され、船子は揃いの半纏を着て初詣をしたようです。 続きを読む
鹿子(かのこ)絞りとは?鹿子絞りを全体に施した疋田鹿子、総疋田、総鹿子について
鹿子絞りは、小形の白い丸形がまばらに散ったような絞り柄になります。 続きを読む
織物の経糸に糊付け(経糊)する理由
織物を織る前の準備段階で、経糸に糊付けする工程や、経糸につける糊自体を「経糊」と言ったりします。 続きを読む
織物における妙(たえ)。荒妙(あらたえ)、和妙(にぎたえ)について
古く、麻や楮、藤などの糸で織った布が「妙(栲)」などと表現されていました。 続きを読む