琉球藍は、キツネノマゴ科の常緑草で、沖縄や台湾などの温かい暖地に自生します。
収穫した葉と茎を水に浸して発行させた後、石灰を加え、その上澄液を捨て、底に泥状に沈殿した青藍(泥藍)を藍瓶に入れて染めます。
製法が中国から伝わったことから唐藍と呼ばれたり、馬藍、山原藍などとも言われていました。
染色における琉球藍(りゅうきゅうあい)
琉球藍は、琉球絣や薩摩絣の染料に主に用いられました。
刈り取った葉藍は、すぐに大きな容器にいれ、葉が浸るまで水を入れます。
気温によって変動しますが、一日ほど浸し、色素が溶け出るのを見計らってから葉を取り出すと、薄黄緑色をした藍葉液ができます。
藍葉液100リットルに対して、300gほどの石灰を加えて、できるかぎり空気に触れるように念入りに撹拌します。
液は、あっという間に黄緑色から青、そして濃紺に変化し、泡立っていた液が、撹拌するにつれて次第に泡が消えていった頃合いを目安に撹拌をやめます。
しばらく放置しておくと、藍の色素と石灰が結びついて、底に沈んでいくことで、沈澱藍ができます。
上澄液は流してしまい、泥状の沈澱藍だけを染色に使用します。
乾燥させて塊にすることもありますが、自然に発酵建てをする場合は、泥状のものを使用する方がうまくいきやすいです。
琉球藍の沈澱藍(泥藍)で藍建てを行う
藍を建てるためには、沈澱藍を容器の5分の1ほど入れ、準備しておいた灰汁の2番、3番液を混ぜたものを入れて、容器の2/3まで満たし、沈澱藍に対して2パーセントの泡盛(糖分)を加えて仕込みます。
この時のphは、11.4〜12ほどになります。
1日1回撹拌して、3日目くらいで(夏場)液が緑色になってきます。
その際に、小麦粉を煮ることで糊状にしたものを沈澱藍に対して2パーセント入れ、石灰も補います。
その後2、3日で液の緑色明るくなり、撹拌時に浮き出る泡は、青色となります。
この頃には、菌が糖分を食べて発酵する活動に伴ってphが11以下に下がるので、1番灰汁を容器の9分目くらいまで加え、一日おいてから染められます。
夏場であれば、4日から7日で藍が建ちます。