一枚袖と二枚袖の違いと特徴


袖(スリーブ)のつくりにおいて、一枚袖と二枚袖があります。

一枚袖の特徴

一枚袖は、脇の下付近から延長線上に一か所で縫い合わせることで、袖をぐるりと1枚の生地で形成された袖のことです。

一枚袖は、一枚の布にダーツ(darts)をとったり、タックをとったりせずに、腕にフィットしないようなゆったりとしたゆるみを持たせて形づくられます。

肩がストンと落ちるので、肩から袖に掛けてのシルエットがとても綺麗に見えるのです。一枚袖では、肩から袖にかけて縫い目がないため、肩のラインに沿って流れるように袖が落ちていくのが魅力です。

大きなサイズでも肩周りがスッキリとしたシルエットでみえるのも特徴的です。

ワンピースやブラウス、シャツなど女性ものでは一般的に使用されています。

二枚袖の特徴

ファッションにおいては、本来の人間の体形に反したシルエットを持つ立体的な洋服を「構築的な服」などと言いますが、二枚袖は腕にピッタリフィットするような構築的でタイトな袖です。

通常は腕の上部と脇の下の二箇所で縫い合わせた、生地二枚で形成した袖のパターン(ニ枚袖)となっているのです。

二枚枚の生地を接いでいるので、縫い目が二つあるのです。

Jacket (AM 1982.137-2)

Auckland Museum/CC BY 4.0/via Wikimedia Commons,Link

画像のジャケットは袖の上部に一本縫い目が見えますが、もう一か所、画像からは見えない脇の下から縫い目が伸びています。

二枚袖は、袖の上部に縫い目があるので、シルエットはいくらか肩張ってしまいますが、一枚袖と比べるとカッチりとした印象になります。

テーラードスーツの袖やコートなどで、しばしば使用されます。


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