染色・草木染めにおける桑染(くわぞめ)


くわは、クワ科の落葉喬木きょうぼくで中国において古代染料の一つとして使用され、漢方にも用いられてきました。

幹は直立して高さ10メートルほどにも成長しますが、栽培種は毎年、木の枝が刈られるので低い木にみえます。

葉はかいこの重要な飼料となります。

染色・草木染めにおける桑染(くわぞめ)

桑の木,Morus australis at Minamiboso, Chiba, Japan

桑の木,Morus australis,小石川人晃, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons,Link

桑染くわぞめは、木の根皮で染めたのが最初とされ、日本には奈良時代ごろにはすでに伝えられていたようです。

衣服令えぶくりょう』には、桑染くわぞめの色がとりあげられ、灰汁媒染あくばいせんで赤味のある茶色を染めたものです。

本来の桑染くわぞめの色合いは、桑の根皮で染めた茶色であり、のちに木の皮を用いて同じような色が染められるようになったようです。

樹皮の煎汁は、楊梅皮ようばいひ(ヤマモモの樹皮)椿つばきの灰汁で媒染することで、黄色の染料にもなるようです。


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