丹波布(たんばぬの)

縞織物における格子縞(こうしじま)


2色以上の糸を使用し、経(たて)、または緯(よこ)、あるいは経緯にすじを表した模様(文様もんよう)を、しま格子こうしと呼んでいます。

縞織物は基本的に、縦縞(竪縞たてじま)、横縞よこじま格子縞こうしじまの3種類のうちのどれかに当てはまります。

使用されている糸の色や素材、糸の太細、緻密ちみつさ、配色、縞の幅の広狭こうきょう、金銀糸の使用、紋織もんおりの併用など、組み合わせによってありとあらゆるの縞織物が存在します。

デザインにおける格子縞(こうしじま)

縦縞と横縞の組み合わせで、比較的粗目の柄の配置の場合、格子のようにみえることから「格子縞こうしじま」という名前があります。

格子縞こうしじまには、縞柄の細さや大きさなどの違いによって、下記に列挙するようにさまざまな名前が付けられました。

  • 大格子
  • 小格子
  • 三筋格子
  • 微塵格子
  • 八丈格子
  • 菊五郎格子
  • 六弥太格子
  • 三枡格子
  • 弁慶格子

関連記事:縞(しま)の語源と由来。筋文様(縞模様)を表す「嶋」「島」「縞」について