江戸時代に作り出された絵具である、「花赤」。
今では有馬の辻絵具店だけでしか、製造されていない花赤ですが、作り方を知って大変驚きました。
酸化鉄を水につけ、毎日その上澄み液を捨てる作業を繰り返すこと、約10年かけて「赤花」ができるのです。
正直なところ、機械で作ろうと思えば、それなりに同じようなものは短時間でできるんだと思います。(そもそも機会をつくるコストを考えると、だれもつくる人はいないと思いますが…)
それでも、これだけの時間をかけて、あえてめんどくさいやり方で「赤花」を作っているということに価値があるんだと思います。
理想の色を目指す探究心。ものづくりに対する徹底的なこだわり。そしてなにより、いまでも赤花を作っている人がいるということ。
いつか有馬に行って、実際に見てみたいです。
「赤花」については下記の記事がよくまとまっています。