「デザイン」カテゴリーアーカイブ

デザインにおける羯磨文(かつまもん)

デザインにおける羯磨文かつまもんは、密教の法具である「羯磨金剛杵かつまこんごう」が模様化(文様化)されたものです。

デザインにおける羯磨文(かつまもん)

『金剛頂経こんごうちょうぎょう』の教えを表す成身会は、大日如来の智慧ちえの世界そのものともいえる会で、単独で「金剛界曼荼羅こんごうかいまんだら」と呼ばれることもあるほど重要な会ですが、この会が「羯磨会かつまえ」や「根本会」などとも呼ばれます。

羯磨かつまは、羯磨会かつまえの際に用いるのでこの名前があります。

金剛杵こんごうしょは、もともと杵きねの形をした武器で、両端が鋭くとがっており、密教では煩悩ぼんのうを破る法具ぶつぐとされます。

この金剛杵こんごうしょの両端に、三つの鋒ほうが付いた三鈷杵さんこしょを十字に組み合わせたのが羯磨文かつまもんです。

羯磨文かつまもんの交差した部分は、もともと半球型であったのが、のちに蓮花れんげ(ハスの花)の形となり、家紋にも用いられてきました。

日本における甲冑(かっちゅう)の移り変わりと歴史

甲冑かっちゅうとは、弓矢や刀槍とうそう(刀と槍)などによって行う戦闘に対し、身体を保護するために着用する武装を表します。

通常、胴部に着用するものを「よろい」といい、「甲」や「鎧」などの字を当てます。

頭部にかぶるものを「かぶと」といい、「冑」や「兜」の字を用います。 続きを読む →

デザインにおける片輪車文(かたわぐるまもん)

「片輪車文かたわぐるまもん」は工芸模様(文様)の一つとして、デザインに用いられてきました。

王朝貴族の乗り物であった牛車の車輪は木製で、乾燥すると割れてしまうため、使用しない時は川の流れの中に浸しておくことがありました。

その情景を図案化したものが、片輪車文かたわぐるまもんです。 続きを読む →

デザインにおける風・風文(かぜもん)

形のない風を模様化(文様化もんようか)したものは少なく、古代中国では風神や風のシンボルとされる想像上の鳥である鵬おおとり、雨とのつながりなどでデザインに表現されてきました。

デザインにおける風・風文(かぜもん)

風そのものを形にしたものには、細長い笹ささの葉のような三角形の一群を横に飛ばしたような模様(文様)があります。

日本においては、風は揺れ動く物体や空に飛ぶ雲などで表現されてきました。

銘仙(めいせん)とは?銘仙の技法について

銘仙めいせんは、群馬県の伊勢崎いせさきが有名で、「銘仙めいせんといえば伊勢崎」というほど、全国的に知られていました。

銘仙めいせんは、平織りの絹織物の一種で、目専、目千、銘撰とも書かれ、「銘仙」の字を当てたのは明治時代以後となります。
続きを読む →

鎌倉時代後期の生活様式や服装などがわかる『春日権現験記(かすがごんげんけんき)』

『春日権現験記かすがごんげんけんき』は、 鎌倉時代の絵巻物で延慶えんきょう2年(1309年)に、時の左大臣であった西園寺公衡さいおんじきんひらの発案によって描かれました。

絵は、宮廷絵所の長であった高階隆兼たかしなたかかねによって描かれ、詞は、鷹司基忠たかつかさもとただとその息子達によって書かれています。

『春日権現験記かすがごんげんけんき』は全21巻(うち1巻は目録と序文のみ)で、春日大社に奉納されました。 続きを読む →