南天(Nandina domestica THUNBERG)は、 西日本、四国、九州など比較的あたたかい地域に主に自生していますが、もともとは中国から渡来したといわれています。
属名のNandinaは、安政4年(1858年)に、長崎の出島に来日したスウェーデン人のCarl Peter Thunbergが日本名のナンテンから命名したもので、domesticaは家庭を意味するもので、人の家によく植えられていることからきています。
南天といえば、赤い実をつけることがよく知れられていますが、白い果実をつけるシロミノナンテンや、淡紫色のフジナンテンなどがあります。
葉っぱが細く、繁殖しやすいホソバナナンテンや、葉っぱが丸みを帯びているものなど、園芸品種が非常に多いことでも知られています。
1年を通して葉が枝や幹についており、樹高の低い常緑低木として、観賞用に庭木として植えられることが多いです。
樹高は、2mほどに成長し、6月ごろに茎の先に白色に小さい花を咲かせます。

Famartin, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons,Link
果実は丸く、はじめは緑色ですが、冬のはじめごろに赤く熟すため、正月飾りのために使用されたりします。

南天,Rexness from Melbourne, Australia, CC BY-SA 2.0 , via Wikimedia Commons,Link
南天の花は、俳諧における初夏の季語となり、果実は冬の季語として詩や歌に詠まれることも多いです。 続きを読む