鳩は、軍神八幡大菩薩の神使として、平安時代から信仰の対象となりました。
このため、鳩デザインは鳩文として八幡宮の神紋や武士の紋章にも用いられました。
デザインにおける鳩文(はともん)
鳩が用いられた紋章には、鳩のみの「対鳩」、「舞鳩」、他のデザインと組み合わせに「鳩と寓生」(寓生は宿木(寄生木)のことで欅や桜、榎、楢などの広葉樹に寄生して1mほどの球形になる)、「竹丸に鳩三十万字」などさまざまあります。
『旧約聖書』創世紀はノアの箱舟から放たれた鳩がオリーブの若葉をくわえて戻り、洪水の引いたことを知らせ、人類の再出発の緒となったとされます。
以後、キリスト教では鳩は聖霊の象徴となり、キリスト教美術の中では盛んに用いられ、ヨーロッパ全体に及びます。
やがて、平和の使者や平和の象徴としてデザイン化されてきました。