位袍(いほう)とは? Tweet 位袍いほうとは、位階いかいによって定められた色の袍ほうを表します。 天皇は、儀式用に着用した黄櫨染こうろぜん(赤みの暗い黄褐色)や平常用としての麴塵きくじん(くすんだ黄緑色)、皇太子は黄丹おうに(赤味を帯びたオレンジ色)を着用したとされます。 臣下しんか(君主に仕える者)は三位以上が紫色、四位が深緋こきあけ(紫みの暗い赤色)、五位が浅緋あさあけ(わずかに黄味のある薄い緋色ひいろ、六位〜七位が緑、八位以下が縹はなだ(薄い藍色)であったようです。 10世紀ごろから、四位以上は黒、五位が蘇芳すおう、六位が縹はなだとなりました。 Tweet