ファッション」カテゴリーアーカイブ

防寒の上着(コート)、アノラック(anorak)とは?

「アノラック」と呼ばれる防寒の上着(コート)がありますが、かつてはエスキモーの名前で知られた北アメリカ大陸の先住民であるイヌイット (Inuit) の衣服が原型となっています。

現代におけるアノラックとは、防寒・防雨・防風などの機能性を兼ね備えたフード付きの上着のことを表し、登山をはじめ、アウトドアに使用する衣服として一般的に着用されています。

アノラックという名前は、北大西洋のグリーンランドにいるイヌイットが、衣服のことを「アノラック(annoraaq/anoraq)」と呼んでいたことが由来とされます。

アノラック(anorak),Parka (Kamleika) Inuit

アノラック(anorak),No machine-readable author provided. Gaius Cornelius assumed (based on copyright claims)., Public domain, via Wikimedia Commons,Link

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ファッションにおけるオイルコーティングのメリット・デメリット。衣類や生地を丈夫にし、防水性や光沢感を与える

綿織物にオイルをコーティングすることで、防水性や独特の光沢やぬめり感を出せます。

オイルコーティングやオイルクロス(oil cloth)などと言いますが、もともとは綿の織物に、成熟した亜麻あまの種子から得られるアマニ油や桐油きりあぶらなどの、空気中で徐々に酸化して固まる乾性油かんせいゆを塗っていました。 続きを読む

ファッション・服飾における黄金比、黄金分割。洋服が綺麗にみえるバランスを論理的に理解する

ファッションにおいて、外見が綺麗に見せることができるバランスがあります。

黄金比おうごんひという言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、黄金比おうごんひを用いて長さを分けることで、見栄えの良いバランスがとれるのです。

黄金比おうごんひを用いて長さを分けるので、黄金分割おうごんぶんかつ(GoldenMean)または黄金比分割おうごんぶんかつといいます。

一般的には、7:3に分けられたものが美しく見えるといわれます。

確かに7:3は黄金比に近い値ですが、より正確に「黄金比」に近いものは、5:8に分割された程度になります。 続きを読む

織物・生地の地の目を正しく読む方法

織物は、経糸と緯糸から組織されていますが、経糸と緯糸の方向を「の目」と言います。

緯糸は織物の「みみ」に対して、平行にはしっています。

経糸の方向を「経の地の目」といい、経の地の目を横切ってはしる糸の方向を「緯の地の目」といいます。 続きを読む

消費者の価値観が多様化することで、ものづくりはどう変わるか。『2030年アパレルの未来―日本企業が半分になる日』

これまでの日本においては、フォロアー層と呼ばれる「自らがこれといった価値観を持たず、世の中のトレンドに流されやすい中間層」が消費市場において大きな割合を占めていました。

ただ、消費社会が成熟化し、インターネットとスマホの普及にともない、人々の消費における価値観の多様化がますます進んでいます。

消費における価値観は、人それぞれ違いますが、大きく見ると8つに分類できるそうです。『2030年アパレルの未来―日本企業が半分になる日』によると、世界中のほとんどの国や地域で、だいたい当てはまる分類であるとされています。

本書を引用しながら、消費における価値観を下記に分類しています。 続きを読む