サスペンダーは、本来は「サスペンダーズ(suspenders)」といい、肩に回して用いる「ズボン吊り」や「スカート吊り」などの吊りヒモを表します。
「サスペンダーベルト」、「サスペンダーストラップ」、「トラウザーサスペンダーズ」、「スカートサスペンダーズ」などと同義語になります。 続きを読む
サスペンダーは、本来は「サスペンダーズ(suspenders)」といい、肩に回して用いる「ズボン吊り」や「スカート吊り」などの吊りヒモを表します。
「サスペンダーベルト」、「サスペンダーストラップ」、「トラウザーサスペンダーズ」、「スカートサスペンダーズ」などと同義語になります。 続きを読む
サキソニー(saxony)とは、ドイツのサキソニー(ザクセン)地方で飼育された羊(サキソニーシープ)、およびその優良な毛(サキソニーウール)、その各種製品を意味します。
織物としての、サキソニーがよく知られています。 続きを読む
サイザル麻(学名:Agave sisalana)は、キジカクシ科リュウゼツラン属の植物、およびそれから採取した繊維を表します。
「サイザル麻」と名付けられているように「麻」の繊維の一つとされますが、いわゆるアサ科アサ属の「アサ」とは植物学的に別種です。 続きを読む
現代の日本において、「コルセット」といえば、腰を保護して固定するために装着するなどの器具を示すのが一般的です。
フェッション・服飾におけるコルセット(corset)は、乳房を支え、ウエストや胴を引き締めることを主たる目的とし、特に16世紀から20世紀初期までヨーロッパにおいて主に用いられていました。
初期は、「ステイズ」や「ボディス」などとも呼ばれ、「コルセット」という語が定着したのは18世紀からとされます。 続きを読む
呉服とは、和服用の織物の総称で、特に絹織物を指します。 続きを読む
天然染料で美しい赤が得られるコチニールは、堅牢度が高いので現代でも染色においては重宝される染料です。 続きを読む
染色するために使用する植物を染色植物と呼び、それらの植物の組織内に存在している有色化合物が天然色素です。
これらの色素は、植物の組織の中では主として配糖体という形になっています。
天然色素を配糖体のまま、あるいは色素単体として、その他の成分と一緒に植物から抽出したものを「天然染料」と呼びます。
コチニールや貝紫など、動物から抽出する天然色素もあります。 続きを読む
黄金花(学名 Scutellaria baicalensis Georgi)は中国北部からシベリア、モンゴルや朝鮮半島などに分布しているシソ科の多年草です。
7月から8月ごろに枝先に花穂をつけ、青色や紫紅色の唇形花が美しいのが特徴的です。
地中に埋まっている根っこ部分は、外皮が暗褐色ですが、内部は美しい黄色です。
コケ(苔)と呼ばれる植物には、スギゴケやゼヒゴケに代表される蘇苔類(moss)とウメノキゴケやマツゲゴケなどの地衣類(lichen)が含まれます。
この2種類は別の分類に属する植物であり、コケ(苔)と呼ばれるのは主に蘇苔類(moss)の方です。
地衣類(lichen)の染色は、「コケ(苔)染め」として知られています。
地衣類は、外見的には一つの植物のように見えますが、植物学的には、菌類と藻類の2種類の植物から成る生活共同(共生)体として、互いに必要な要素を供給しあっている特殊な植物です。 続きを読む
絹紡とは、繭から生糸を取る時に残った部分(製糸屑)や屑繭をほぐしたものなどの「副蚕糸」を原料にして、糸にする(紡ぐこと)を表します。
紡いだ糸は、「絹紡糸(スパンシルクヤーン)」などと言います。
日本においては、明治時代中期からは紡績技術が発達し、副蚕糸から絹紡糸がつくられてきました。
絹紡糸を用いた織物は、主に和装や風呂敷などに用いられてきました。 続きを読む